もうだいぶ前の話ですが、
会社に出勤するたびに
同じ洋菓子がたくさん置いてあった時期がありまして。
社員に聞いてみたら、お付き合いのある
ある企業の社長さんが、来るたびに
お持ちくださったものだと分かりました。
訪問のたびに手土産をくださるなんて、
なんて奇特な方だろう、と思うと同時に、
「たくさんいただいたので、持って帰って」
と言われたときに、
実はもう家族も(自分も)少し食べ飽きていまして(汗)。
持ち帰るのを躊躇する自分もいたのでした。
感謝はしつつ、
「ときどき違うものなら、もっとありがたいのに…」
いけないことと思いつつ、
そんな気持ちが沸いてくるのでした。
・・・
そんなある日、
いつも手土産を持ってきてくださる
その社長さんと一緒に、別のある企業を
訪問することになりまして。
そうしたら、やはりいつものように、
うちがいただくのと同じ洋菓子を
持って訪問される姿をみまして。
思い切って、
「なぜいつも同じ洋菓子なのか?」
理由を訪ねてみました。
すると社長さんいわく、
「同じ洋菓子を持っていくからこそ、『あの社長また来たんだ』って憶えてもらえるんだよ。」
なるほど。
手土産はただ食べてもらうだけでなく、
「覚えてもらうため」に持っていっていたんですね。
たしかに、どうせ手土産を持っていくなら
覚えてもらえたほうがいいですよね。
それで妙に納得したのでした。
・・・
話は変わりますが
「選挙ポスター」を見ていつも気になっていたのは、
名前を「ひらがな」にしている人が多いことです。
あるとき、議員さんの秘書をしている知人に聴いたら、
ポスターのひらがな表記もやはり、
「覚えてもらうため」。
もっというと、間違いなく簡単に
「投票用紙に名前を書いてもらうため」
の工夫なのだそうです。
その話を聴いたからというわけでもないのですが、
昨年、Facebookの自分の生の表示をひらがなに変えました。
夏ごろに一度、変えたときは
「岩松まさふみ」
としたのですが、時間がたつと
いろいろな方から、
「お名前は『ただし』さんではなくて、『まさふみ』さんと読むんですね!」
と名前の方を覚えていただきまして・・・(汗)。
自分としては、どちらかというと名前より、
「岩松」の苗字の方を覚えてもらいたいよなと思い、
年末に再度、
「いわまつ正史」
に変えてみました。
幼稚園の卒園式に卒業証書をいただくとき、
園長先生から
「わかまつさん!」
と言われてショック受けてましたから。
最近でも、当社にいる別の社員
「岩本(いわもと)さん」
とよく言われますし(笑)。
いかがでしょうか?
このBLOGを読んでくださっているあなたは
覚えてもらうために、
何か工夫していることはありますか?
ちいさな事かもしれませんが、
どうせ同じ出会いなら覚えてもらえたほうが
いいと思うのですがいかがでしょうか???
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「覚えてもらえる出会いを作る」
10年位前に、人間関係が苦手なのを克服しようと
セミナーとかパーティたくさん
行っていた時期がありました。
でも結局、つながっていないのは
覚えてもらおうというところまで
気持ちが向かなかったからかなと気付いた次第です。
by
いわまつ 正史
<お知らせ>
相手の記憶に残すことと、
自分の記憶に残すこと。
基本的な原理は同じですね。
誰かの記憶に残す方法がわかると、
自分が憶えたいものも、記憶に残しやすくなります。
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