「その言葉が聞けて嬉しかった!」
そう思えた体験はあるでしょうか???
学童をやめてから絶好調の娘は、
毎日、友達と約束をして遊びまくっています。
小さい頃は怖がりで、繊細で
つい1、2年前までお父さん子だったが、
ひとり立ちしていく変化に、
成長と、どこか寂しさも感じるのでした。
自立させるのが親の役目ですから、
そんな彼女の距離感を、
大事にしようと心がけています。
でも、正直何かできないか?
と、思うのが親心。
・・・
そんなある日、
珍しく夕方前に帰宅できる日がありまして。
久しぶりに夕食に、豚汁を作ろうと思い立ちました。
そこで、いつもの自宅の近所とは違う、
たまたま通りがかりにあった、
初めてのスーパーで、買い物をして
帰ることにしました。
高校時代もスーパーで3年間
アルバイトをしていましたし、
お店によって特徴が違うので、
スーパー巡りは楽しいですね。
・・・
それはともかく、
食材を一通りそろえて、
レジに向かおうとした最後に、
パン売り場がありまして。
「そういえば、朝食で子供たちが食べる物が何もないな」
と思いたち、
売り場をぐるっと回ってみました。
そうしたら、
今年12歳になる娘が、
5歳くらいのとき好きだった
シュガーロール(写真)があるのを見つけまして。
いつも行く近所のスーパーにはないので、
思わず懐かしくて、手にとって
買って帰りました。
それを自宅のダイニングテーブルに、
それを置いておいたのですが
帰宅した娘が、そのパンを見て言った一言が、
とてもうれしく心にささったのでした。
その一言とは・・・、
「私が好きなパンだ!」
娘も覚えていたんですね。
それもうれしかったです。
そして、
「お父さん、ありがとう」
でも、
「このパン好きだよ」
でもなく、
「私が好きなパン」
と。
最近、帰宅してもお帰りではなく、
「どうも、どうも」と微妙に距離をとってくる娘ですから、
(※過去記事参照:http://bit.ly/2n2x9yu)
久しぶりに、素直な本心を聴けた気がして
とても嬉しかったのでした。
その時思いましたね。
私が欲しかったのはこの言葉はこれだ!と。
・・・
親であればみなさん
子供にわざわざ感謝されたいと
思うことはないでしょう。
ただ、子供が幸せであると確信がもてれば、
それでいいと思うのではないでしょうか。
会話の量の問題ではなく
娘が幸せだとわかる。
心の声が聴けたら、それで満足なのであります。
娘に限らず、他の人と接するときも
私が聴きたいのは、最近の出来事や
過ごし方ではなくて。
ましてや、感謝して欲しいのでもありません。
たとえ、ポジティブであっても
ネガティブであっても、
ただただ、縁があり出会ってその人の
「心の声」が聴けたら、それはまるで、
その人の人生の一場面を
垣間見させてもらえる気がして、嬉しいのです。
何を欲するかは人それぞれ。
これをお読みいただいているあなたは
人と接する中で、何を知りたくて
(あるいはしたくて)
話を聴いていますか?
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「心の声は、感動をくれる」
<お知らせ>
ところで、
「このパン私好き!」
と
「私が好きなパン!」
の違いがわかるでしょうか?
この2つはまったく別の意味があります。
この違いを知りたい人は、
4月6日の傾聴1日講座にお越しください。
心の声とただの感想の違いがわかるでしょう。
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