突然ですがあなたは、自分の存在価値を

どうやって確認していますか？

昨日から、傾聴サポーターの

養成講座を開催しています。

３連休ということもあり、

関東以外からの参加者が多いですね。

遠方から有難いことです。

新しい仲間が増えるのもうれしいことですが、

もう一つうれしいのが

一年前に協会を立ち上げた当初のメンバーの多くが

いまも通い続けてくれていることです。

「単発の講座で終わるのではなく、継続して学べる学校を作りたい！」

そう思って始めた傾聴の学校なので、

みなさんのおかげで、目的が果たせていると

実感させていただいております。

私の立場から見ると講座に来てくれるか

来てくれないだけでしか

お役立ち具合を判断できないのですが、

よくよく考えてみると

通い続けたくなるのにはそれなりの

わけがあるはずですよね。

きのうは終了後懇親会がありまして。

そこに参加くださった設立当初からの

メンバーの女性とのお話の中から、

通いたくなる理由を聞くことができました。

そしてその話にちょっと感動してしまいました。

その方は言いました。

「私、ここにきて本当に楽になったんです！」。

その女性は、デパートの顧客担当、

いわゆるクレーム対応を仕事にしています。

講座に来た当初は、突然、顧客担当に異動になり、

どうしてよいかわからず戸惑っていたそうです。

「自分を守る方法を持ちたい」と、

さまざまな顧客対応の研修を受けたとのこと。

でも、その人にはあまり効果はなかったそうです。

そんな流れの中で、

私の講座にもいらしてくれました。

そして、

「ここが一番役に立っている」

と言っていただけました。

１年前は電話に出るのも怖く、

平身低頭しすぎて日常生活でも

謙虚すぎるくらい、謙虚になり自信を無くしていいたのだとか。

人から褒められても、感謝されても、

「いえいえ、とんでもございません・・・」

と必要以上に謙虚になり、

素直に受け取ることもできなかったと。

でも、いまでは人からの感謝は素直に受け取れるし、

仕事でどんな連絡が来ても、以前のように怯えて、

緊張しすぎることがなくなったそうです。

本人が、

「前より表情明るいでしょでしょ！」

という言葉に、ウソはないなと見ていてわかります。

その話を聴いたとき、素直に

「本当に、この場が役に立っているんだなぁ」

と、しみじみ感じまして。

私がやっている講座なのに、

「楽になれる場所に出会えてよかったでね！」

と、まるで他人事であるかのように、

心の底から、想ったのでした。

その方にに限らず、最近、役立ているという

お話を聴く機会が増えてきていまして。

本当に傾聴の学校を作ってよかったと実感しています。

私がほめられてうれしいんじゃないんですね。

講座をほめられてうれしいんじゃないですね。

私に関わってくださった方が

楽になったと胸を張って言えている

その姿を見るのがうれしいく、

私その存在価値を認めてもらえている気がします。

・・・

自分の「存在価値」は、

他の人がいてくれて初めて決まるものです。

もし世の中に、私一人しか人間がいなかったら、

きっと私は自分の存在価値を

見つけることはできないでしょう。

人との関係性の中で初めて

存在価値は見つかる・・・というか、

定まるのであります。

・・・

アメリカの心理学者、A.マズローは

人間には承認欲求があると提唱しました。

でも私は思います。

「承認とは」誰かから感謝されたり、

ほめられることだけが承認ではない。

もっとも強力な承認である「自己承認」に至る

一つのプロセスにすぎないと。

たとえ人から直接感謝されなくても、

先ほどのように、誰かが喜んでいる姿を見て、

自分も喜ぶことができれば、それはもう十分

自己承認するきっかけになります。

つまり、

自分の存在価値は

他者から承認されるかどうかよりも、

他者の喜びを見て、自分も喜べる

程度によってきまるのです。

そしてその、

「他者の喜ぶ姿を見て、本当にこの人は喜んでいるんだなぁ」

と相手の喜びを本当にそうだと

感じることを「共感」といいます。

（※喜び以外の感情でもいいですが）

これはとても画期的なことです。

なぜなら、共感力が上がれば上がるほど、

自分の存在価値が高くなるということなのです。

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「共感力は、聴き手の存在価値を高める」

人の為ではなく、

自分の為になっていると感じられたとき

はじめて本当の傾聴力が身に付きます。

＜お知らせ＞

共感力を通い続けて身に着ける傾聴の学校。
　↓
http://bit.ly/2hQVgLM