ひさしぶりの週末休み。
書斎と居間を少し片づけようと思っています。
・・・
以前、お片付けの専門家の方々とご縁があり、お目にかかることが増えた時期がありました。
断捨離のやましたひでこさん、かたづけ士の小松易さんとお目にかかり直接お話を聴くことができました。
魔法のお片付けで有名な近藤麻理恵さんにはお会いしていませんが、お片付けにご縁が深まった時期だったので、その時期にまとめて、お片付け関連の本をたくさん読みました。
みなさんそれぞれ特徴的な片付けのポイントを持っておられるのですが、知れば知るほど片付けには「ある一つの共通点」があるとしか思えなくなったのでした。
その片付けに共通するある共通点とは・・・。
「モノを片付けながら、心を片付けているだけ」ということです。
ゴミ屋敷という言葉を時々耳にしますが、家や部屋が散らかってしまう人(時)というのは、結局その人の心に何かトラブルがあるときなのでしょうね。
自分の部屋を片付けているとき、部屋が片付いていくほど気持ちが清々しくなるのは、自分の心が片付いていくからですね。
そしてこの「片付けようとすると、片付けをしようとしている人の心が片付く」という法則は、心理カウンセラーもまったく同じです。
クライエントの心を整える手伝いをしているようで、それをしようとしている自分の心を整えようとしているのです。
モノと人とで一つだけ違うのは、片付ける対象が、自分が所有しているモノなら、好きなように片付けても誰も不満はありませんが、相手が人間になると、自分とは別の相手の人格があるので話は別になることです。
自分の思う通りにならないことが多くなるので、イライラするのです。
クライエントに対してもし、
「気づかせよう」
「この方向に誘導しよう」
「問題を解決してあげよう」
「役に立ってあげたい」
と思うなら、それはカウンセラー自身の心の中にある
「気づきたい」
「自分の人生を理想の方向に誘きたい」
「自分の中にある問題を解決したい」
「自分の役に立ちたい」
をいう意識の裏返し。
自分をよくしたい(よくできない)衝動が、相手の中に鏡として映し出されてしまいます。
「変われない人を見る=変われない自分をみる」
ことと同じだから、腹が立つのです。
・誰かの心の問題を片付けたいときは、自分の心を片付けたいとき
・外に目が向くときは、自分の中に何かがあるとき
片付けたい相手はいつも自分。
そう考えてみれば間違いないでしょう。
さて今日は珍しく休日のお休み。
少し部屋でも片付けましょうか!(笑)
<お知らせ>
話を聴くと聴いてもらう人と、
聴く人両方の心が癒されます。
相手を知り、自分を知る聴き方、
傾聴1日講座は10月20日東京&大阪
同時開催です。
↓
http://bit.ly/2qvtDuo
■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)