スーパー銭湯の脱衣所で、
風呂からあがってきた5歳くらいの子供が
大きな声で叫んでいる。
子ども「パンツ逆でも、コーラ買うのがいいよぉ~!」
父「ダメだよ。パンツ逆だとコーラは買えないよ!」
子ども「パンツ逆でも、コーラ買わないとつまんな~い!」
・・・
そんなやりとりを、かれこれ3分以上
リピート再生してくり返している。
半裸の子どのパンツを見ると、
言葉の通り、表裏逆にはいている。
彼はどうしても、パンツは逆に履きたいし、
コーラも絶対飲みたくて譲れないようだ。
父はパンツを直させるために、
コーラを人質に取ったのだろう。
リピート再生していた、子供が次にこう言った。
子ども「なんでパンツ逆だと、コーラ買っちゃダメなの!???」
その唐突な質問に父は一瞬
「んぐっ」と動揺し、
0.5秒詰まってからこう言った。
父「間違えて履いてる子には、買えないんだよ」
きっとお父さんも、引っ込みが
つかなくなっていたのだろう。
苦し紛れの言い訳の説得力の無さに、
自分でもきっと気づいてたに違いない。
はっきり言おう・・・。
「パンツが逆でも、コーラは買える!!!!」
父が、パンツの裏表を直したいのは、
自分だけの欲求であると認められれば、
この不毛のやりとりは、もっと早く
終焉を迎えることができたに違いない。
子供も譲らなければ、お父さんもまだ譲らない。
この2人、似てるからやっぱり親子だなと心の中で呟いて、
パンツを逆に履いたその子が
コーラを買ってもらえる姿を見る前に、
脱衣場をあとにした。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「自分の欲求を他人の責任にすると、人間関係は平行線をたどる」
お父さん・・・
あなたが逆の立場で、
「あなたは、自分の欲求を認められなければ、コーラは買ってあげません」
と言われたら、すぐに納得できますか?
子も未熟なら、親も未熟。
だから人は面白い。
<お知らせ>
立場の違いを分かりあうための第一ステップは、
自分の欲求が何か?理解し、
言語化できなければ交渉はできません。
お互いの意見の違いの分かり方は、
傾聴1日講座(実用編)で学びます。
基礎編からお越しください。
↓
http://bit.ly/2k1gHKi
・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
■脳と心を鍛える無料メール講座
・ 傾聴のつぼ入門編
・ 記憶のつぼ入門編
■岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー
・ 初心者のための記憶術
・ アクティブ・ダイエット
・ アウトプット読書法
・ 夢実現講座
■著書「聴く力の強化書」 /2刷 自由国民社