最悪でない一日を自分で作る

ある日、

朝から大雨が降っていました。

東京まで行くのはちょっと

憂鬱な気分で朝を迎えました。

スクーターは使えないので

普段はあまりのらない、

時間がかかるバスに乗って

駅まで行かないといけません。
スクーターが使えたならら

駅まで10分かからないのに・・・。

残念です。

バス停まで7分足を濡らしながら歩き、

バスが来るのを待って、

乗ってからも最低10分近くかかりました。

「なんて最悪な日なんだろう。」

しかも、

駅に向かう道路は

大雨で車を使う人が増えたようで大渋滞。

結局、

スムーズにいくはずの

倍くらいの時間がかかってしまいました。

「最悪だ。」

もう濡れてしまったし、

時間も余分にかかってしまいました。

「どうせ濡れるならスクーターで
行ってしまった方が良かった。」

私がホームに着くと電車には

すぐ乗ることができましたが、

遅延していた影響からか、

車内はいつもよりものすごく混んでいました。

さらに、

一駅すぎて15分ほど走ったところで

電車が止まってしまいました。

踏切の非常停止ボタンが押されたらしい。

何に手間とったのかわからないけれど、

安全確認のため20分も時間がかかりました。

「最悪だ。」

しかも、

動き出したまではいいのですが、

次の駅で待たされていた

大量の人が一気に乗ってきて、

ギュウギュウ詰めになってしまったのです。

「仕事には遅れそうたし、
なんて最悪の日何だろう。」

立ち位置をキープするのも難しいほど

ギュウギュウに人と人に挟まれながら、

スマホもいじることができません。

体制は不安定のまま固定されて、

誰かの肘が私の脇腹近くに

刺さってきます。

それに、

雨に濡れた誰かの体臭が臭い。

周りにいるすべての人が

私の苦しめる人に見えてきます。

(おそらく相手も同じでしょうが)

いったいどんな人たちが

私を苦しめているのか確認したいのに、

首を回すことすら許されない体制。

身動きがつかない中で唯一できるのが、

頭の中で考えること。

そこで、

いまここにある最悪な気分を

どうにか少しでもましにしてやろうと、

試みることにしました。

いつもの「妄想」(笑)。

ここにいる全員が敵ではなく、

仲間である

そう空想をしてみました。

こんな場面設定もしました。

いま私たちは爆発した富士山から

逃げ出すための電車に、

命からがらたどり着き

どうにかギリギリで

乗ることができた同士である。

車内はあまりにも狭く、

そして何かが臭いが、

次この扉が開いた時、

われわれは全員そろって

危険から逃れ安全な自由を

手に入れられる!

・・・

40代の思考としてはかなり

馬鹿げていますが、

他にできることもないので

してみました。
(体制はつらいままですが)

やってみると意外なほど

腹だたしい気分がなくなりました。

いつでもこんな空想が使えるわけではないでしょう。

でも、
何が最高で何が最悪か決めているのは自分しかいない。
この事実は変わりません。

大雨が降っていたのは、事実。

バス停までにびしょ濡れになったのも、事実。

渋滞でバスが遅れたのも、事実。

電車が遅れたのも、混んでいたのも、臭かったのも、

ぜんぶ事実。

でも、

そのたたの事実に最悪という

ラベルを貼ったのは自分。

最悪の意味は自分で変えることができるのです。

今日は気分よく目が覚めましたか?

今日一日を最悪とは言わなくても、

悪い一日にしないために、

なにをしましょうか。

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