いつもありがとうございます。
マクドナルド以外の場所でサクサクアップルパイが食べられる場所を探している、岩松正史です。
・・・
早朝のカフェで執筆をしていた。
私の右横に人が1人座っていた。
5歳位の女の子が1人で・・・。
近くに親らしき人はいない。
2人席の女の子の対面の席には
プリキュアのリュックサックが
ポツリと置かれていた。
気にはなるが女の子は
動こうとはしない。
リュックサックから出した
本を1人で読んでいる。
しばらくして
女の子が動き出した。
3つぐらい先にある
丸テーブルに向かった。
そこには20代後半の眼鏡をかけた
やせっぽちの男性がいた。
どうやらこの人が
お父さんらしい。
女の子が1人ではないことに安心したが、
お父さんはイヤホンをして
何かを聴きながら商業登記と書かれた
参考書とノートを広げ
女の子を気にする様子はない。
女の子が声をかけても
怒ることもないがかまうこともない。
3連休最後の日の朝、
女の子はカフェに連れて来られ、
勉強するお父さんの横で
放ったらかしにされていた。
女の子が可哀想に思えた。
お父さんに何か言ってやりたい
と言う気持ちになった。
でも次の瞬間、
「自分はどうか?」
という問いが芽生えた。
「いま自分は何をしているのか?」
3連休の最終日早朝にカフェで
執筆の仕事をしている。
横に子供はいないが、
子供をほったらかしにしているのは
自分も同じだった。
なぜお父さんに
何か言ってやりたくなったのか?
答えが見えた。
自分の罪悪感を
減らしたかったからだった。
なぜ女の子のことを
可愛そうと思うことにしたのか?
可愛そうと思うことで
やはり自分の罪悪感を
減らしたかったからだった。
私が今こうして早朝の
カフェに入るのには訳がある。
仕事をしなければいけない訳が。
きっと目の前のお父さんにも
勉強しなければいけない訳がある。
お父さんの気持ちを傾聴し
理解を示すことにしてもいい場面だった。
いつもならそうしていたかもしれない。
でも私はそれをしなかった。
お父さんに自分の気持ちを
投影すること自体をやめた。
お父さんに何かするのではなく、
いまこの瞬間ここで仕事をせざるを得ない
「自分」の方を許すことにした。
それでもやはり
女の子は少し可哀そうに思えた。
それから30分。
ふと気がつくと横にいたはずの女の子は
リュックサックとともに消えていた。
お父さんはまだ勉強続けていた。
どうやら私が知らぬ間に
お母さんが迎えに来たらしい。
私はお父さん同様、
目の前の仕事に集中する道に戻った。
・・・
人に何かを言いたくなる時は、
意外と自分の中の何かやましいことを
隠している時だったりする。
この10年でそのくらいのことは
学び終わった。
人に対して気持ちが動いた時は、
自分を省みるいいチャンスだ。
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<<編集後記>>
きのうは丸一日執筆に使っていました。
一箇所にとどまっていると
思考が固まってしまうので、
5か所ぐらい移動して(笑)
いつものことであります。
夜になりどうにか最低限の
ゴールまでたどり着きましたが、
まだまだ先は長そうです。
あと2週間、仕事も多いですが
合間を使いながら頑張ります。
今日もいい一日をお過ごしください!
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