ありのままの自分を知る


いつもありがとうございます。

子供の頃、お寺の敷地でアリジゴクを捕まえるのが趣味だった、岩松正史です。

きのう特別養護老人ホーム(特養)さんに
月1回の傾聴ボランティアに行ってきました。

傾聴ボランティア団体を設立して
今月でちょうど丸1年であります。

もう一か所の訪問先である
高齢者住宅さんと合わせてこの1年で
20回以上訪問することが出来ました。

何でもやってみて続けてみないと
分からなことがたくさんあります。

継続は力なりです。

1年間、毎回楽しみで
ウキウキ訪問で来ていた
わけではありません。

お話を聴くのにも精神力も
それなりにエネルギーも使ったりします。

仕事忙しかったり、
心配事あったり気分が乗らない日も
正直ありましたね。

でも1年間、少々気が重くても
続けてみてよかったなと。

・・・

ありのままの自分を認めことは
とても大切だと思っています。

一方で、

「ありのままとは何か?」

考えてみると
楽な選択をすることだけが
ありのままではないと思っています。

気が重くて行きたくない
そんな気持ちに正直に休むのも
あのままです。

でも、気が重くても行こうと思う
気持ちもまたありのままの自分の
本心であります。

今、この瞬間の楽を選ぶことが
ありのままではなくて、

たとえ今は楽でなくても
「何か」やったほうがいいような気がする

そんな説明できない感覚に従って
苦労を選ぶ気持ちもまた
ありのままの自分です。

そして

事実人は多少しんどくても
その負荷を乗り越え、克服し、
慣れたときに成長します。

楽な道にばかり逃げてばかりいると
成長しないどころかそのうちに
そんな自分のことが嫌いになり

かえってありのままの自分を
受け入れられなくなって
しまったりします。

「ありのままの自分」は
素晴らしい姿1つだけでなく
やりたい自分、やりたくない自分、その他の自分・・・

いつも複雑で何百、何万もの
ありのまま自分がいつも
ぐちゃぐちゃに同居しています。

たくさんあって絡み合っているのが
「ありのまま」の姿です。

「ありのままの自分でいいんだよ」
という言葉を時々耳します。

私はそこに違和感しかありません。

そんなことあえて言われなくても、
人は放っておいてもいつでも
ありのままに生きているのですから。

星の数ほどある「ありのまま」の中から、
今この瞬間はどれを採用するか
選択をしているだけです。

そしてどんな道をいま選んだのであれ、
その選んだ気持ち自体もまたありのまま。

人は放っておいても
ありのままの塊であります。

ありのままの自分で生きよう!

などとあえて思わなくても
今この瞬間も世界中の全員が
ありのままに生きているのであります。

しんどい道を選ぶのもありのまま、
楽な道を選ぶのもありのまま。

「ありのまま自分」という
素晴らしい自分がいるかのように美化して
素晴らしくないありのままの自分を
否定するのはやめましょう。

それは頭で試行して作り上げられた
いつわりのありのままであります。

まあ・・・

考え方によっては
「ありのままを美化したくなる自分」
もありのまま認めるというのも、
ありのままとといえばばありのままですが(笑)

そんな無限ループをくり返していたら
アリ地獄ならぬ、

「ありのまま地獄」

であります(笑)

ありのままが何かを考えないことが
一番自然なありのままなのかもしれません。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、
自分はありのままに生きている
と思いますか???

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<<編集後記>>

きのうは朝からバタバタしておりまして。

BLOGをアップするのを忘れて、
今朝気付いた次第です(汗)。

今日は午後にもう一本アップしましょう。

こんな日もあるさ!

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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