仕事効率よく進める簡単な方法

2年前に法人を作ったこともあり、

年々やることが増えてきている。

法人を作る直前のことを思い出してみても、

その前の数年間ほど、

年々やることが増えてきていた。

いまから4年前と比べると、

おそらく3倍くらいの仕事量は

こなしていると思う。

(統計の取りようがないので正確にはわからないけれど、スケジュールを見ると)

現在、日々余裕をもって

働けているかと訊かれると自信がない。

でも、

4年前と比べて、余裕のなさは同じでも、

仕事の量は3倍こなせている。

それが出来ているのにはわけがある。

・・・

多くの人は、仕事を効率よく

進めようとすると、すぐ

「何をしようか?」

「すること」を考え始める。

TODOリストを作り、優先順位を書き出す。

それ自体決して悪くない。

私もTODOリストはよく作る。

でも、効率よく作業を進めたいなら

やることを羅列する、

TODOリストを作る前に

もっと大切なことがある。

それは、

「いま何をしないか」

やらないことを決めることだ。

これをしっかりするようになってから、

飛躍的に仕事の効率が上がった。

・・・

みんな、たくさんの量を

こなすことばかり考えている。

私だって、最終的には

たくさんの仕事をこなしたい。

以前、たくさんの仕事をこなすことに

意識を奪われながら

目の前の仕事に向かっているときの

自分の脳みその中を

観察してみたことがある。

すると、

たくさんのことをこなしたいと思いながら、

働いているときの脳は、

たくさんのことが気になっていて

「いま目の前」の仕事に

集中していないことに気がついた。

一つのことをやりながら、

常に別のことが気になっている。

人間が今この瞬間にできることは一つしかない。

いま目の前に集中できてなければ、

作業効率は上がるはずがない。

たくさんのことを気にしているというのは、

視野が広くて前向きなようだが、

実は、それは勘違いだと気がついた。

たくさんのことを気にしていると、

頭の中は常に忙しくても、

作業効率はちっとも上がっていなかった。

そこで、

騒がしくなっている自分の脳みそと相談して

いま目の前の仕事に集中するには

どうしたらいいか考えてみた。

結果、

「いま何をやらないか」

明確に決断することこそが、

よりたくさんの仕事を効率的に

進められるという結論に至った。

(いまのところ)

・・・

たとえば、

「Aという仕事を、そろそろやらなくちゃ」

と気にしながら仕事をすることは

いま目の前で行っている

Bという仕事の作業効率を損なう。

だから、

「Aについてはいまは100%考えない。Bだけをやる」

と決断をする。

するとBの作業効率が上がり、

よいものが早く出来上がる。

では、どうやったら、

「やらない決断」ができるのか?

その方法はとても簡単。

「Aを何月何日の何時にやるのか」

スケジュール帳に、書き込めばいい。

「いつやるか」が決まることで、

脳は安心して、Aを手放すことができる。

さらに、Aは決めたその日に

必ずしもやらなくてもいい。

出来ないと思えば、また先延ばしして

リスケしても構わない。

Aを手放したことで、いまやっているBの作業効率が上がったなら、

既にそれだで成果が上がっている。

要は、いま集中するための手段に過ぎない。

このようにAを先延ばしすることで、

脳はいまに集中して、動きだしてくれる。

ところが、この先延ばしをして、

「カレンダーにAをやる日を書き込む」

というあまりにも簡単な方法を

やっていない人が意外と多い。

それは人の心理が影響している。

私たちは社会生活の中で、

「先延ばしはいけないこと」

と習ってきた。

いますぐ・・・、

今日中に・・・、

出来るだけ早く・・・

やらなければいけないと覚えてきた。

だから、胸を張って

「先延ばしします!」となかなか宣言できない。

上司にそういえば実際、叱られる。

でも、先延ばしすると宣言しようがしまいが

実際には、自分にはそれをすぐにやる能力はない。

必要なことをすべて早く終わらせるというのは

理想であって、現実にはすべてを終わらせることなどできない。

すると、先延ばしを胸を張ってできない人は

出来ない自分を隠そうとし始める。

・・・

あなたの会社に、仕事を抱えたまた、

手を付けることもなく、手放す相談もなく、

ひたすら抱え、にぎったまま保留にしている

「おにぎり君」

はいないでしょうか?

先延ばしを胸を張って出来ない人は

いつかおにぎり君になってしまう。

おにぎり君が増えても、誰も得しない。

仕事でも勉強でも原理は同じ。

勉強が苦手な人の特徴は、

いろいろな参考書に手を出すこと。

これもまた、

「なにをやらないか」決められていない、

いい例。

何かを始めるときは

「いま、なにをやらないか」

決めてから、TODOリストを作ろう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「先延ばし最高!」

ポイントは、具体的な日時と範囲を決めて

先延ばしすることです。

今やらないでいいことが明確になれば、

今やることが明確になる。

脳が今に集中し、作業効率が高まります。

<お知らせ>

昨年4月からキャリアコンサルタントが

国家資格になりました。

今月末にも第4回目の資格試験があります。

何をやり、何をやらないかを明確にし、

最短10日でキャリコン資格を効率的に学習する

「国家資格キャリアコンサルタント筆記対策 戦略的学習法講座」

は、次回8月の試験に向けて、6月25日開催です。

※記憶術の修了者が対象の講座です

詳しくはこちら
 ↓
http://bit.ly/2nDke2k

 

logo1

自分の心の声を聴き、人の心を聴く
・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中

脳と心を鍛える無料メール講座
・ 傾聴のつぼ入門編
・ 記憶のつぼ入門編

岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー
・ 初心者のための記憶術
・ アクティブ・ダイエット
・ アウトプット読書法
・ 夢実現講座

著書「聴く力の強化書」 /2刷 自由国民社

メルマガ「毎日2分!傾聴三昧」

PAGE TOP