過去完了形で話せることが真実

きのう、娘の塾の宿題についてBLOGを書きました。

(きのうの記事 http://bit.ly/2q3THOs

私は、宿題そのものではなく、

宿題に向かう脳の環境作りだけをした。

結果、娘の脳は動き出したけれども、

膨大な宿題は完ぺきには終わらないだろうと

書いて締めくくった。

ところが

昨晩遅くに帰宅し、塾を終えた娘に

どうだったか質問してみたところ、

きのう小学校から帰宅したあと、

塾に出かけるまでの少ない時間も使って

すべての宿題を終わらせて塾に行ったのだそうだ。

まさか、

手抜き好きな娘が、終わらせていくとは

思わなかったので、驚いた。

・・・

人間性心理学の基本原則には以下の2つがある。

①人間には自己成長力があり

②問題を解決するのは本人

これを信じる支援者であれば、

2つの原則をもとに支援することになるだろう。

実際、コーチでもカウンセラーでも

この2つの原則を口にする人は多い。

ところが、

実際の支援内容はどうなっているか見ると

「人間には自己成長力がある」

と言いながら、誘導尋問的に

相手に無理やり気付かせいようと試みたり。

「問題を解決するのは本人」

と言いながら、支援者自身の中に

問題解決のためのプロセスが見えてしまった瞬間に、

相手はまだその心の準備が出来ていないのに、

自分が描く解決の道への誘導をせかしたりする人がいる。

表向き(あるいは最初は)、

人間には自己成長力があり、

問題を解決するのは本人と言いながら

中身は、人間の自己成長力を信じておらず、

問題を解決する手柄を横取りしようとする人がいる。

そういう人はきっと

頭の理屈でわかっていても、

自身の人生の中に、苦しみの中から成長し、

問題を解決した体感がないか未熟なのだろう。

あるいは、実際に

自己成長も問題解決もしてきたにも関わらず、

その自分を、どこかで未熟な人間と

自己批判しているのだろう。

どちらにしても、

自分に対する態度というものは、

もろに他人に対して出てしまうものだ。

コーチングもカウンセリングも、

いくらスキルを学んでも、結局、

自分という人間の器を越えて使うことはできない。

スキルや知識は、内面が整った人の行動を

サポートしてくれる、ただの道具に過ぎない。

スキルは主ではなく、あくまで従。

・・・

娘は、自分を成長させる力を確かに持っていた。

そして、自分にとって必要な形で、問題を解決した。

これを書きながら気づいたことがある。

「人間は自己成長力を持っている」

「問題を解決するのは本人」

と「現在形」で話す人はまだ

理解が浅いのだということに気が付いた。

「私はたしかに、自己成長力を持っていた」

「私は確かに、自分の問題を自分で解決した」

「過去完了形」で語れる人こそが、

ほんとに理解している人。

あなたは、

「確かに成長した」

「自分で問題を解決した」

と確信して言える体験がありますか?

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「人は、自分を信じている程度しか、他人を信じることはできない。」

宿題をやり終えたことを自慢そうに語る娘は、

最後に一言付け加えて、こういった。

「全部終わらせたのエライでしょ!だから、お金ちょうだい!」

娘は、自己成長力と問題解決能力のほかに、

意地キタナさも確かに持っていた(過去完了)。

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