仕事のストレスを発散する意外な行動

ある会社で管理職をしている知人の女性がいる。

役員ではないけれど全体を見る、結構上の方の役職。

バリバリのキャリアウーマン。

その、いつでも部下と経営者の両方から、

板挟み状態の彼女はストレスを発散するために、

普通の人ではちょっとあり得ない、

ある変わった趣味をもっている。

その変わった趣味とは…。

「別の会社でアルバイトをする」

こと。

平日の自分の会社の仕事だけでもかなりハード。

体も心も疲れるのになんで、そんな体に

鞭を打つようなことをするのか訊いてみた。

その答えを聴いて、なるほどと納得した。

・・・

自分の会社では、いつも部下に

指示命令をする立場にいる彼女。

部下の都合で仕事が遅くなれば、

自分の帰りも遅くなることもしばしば。

そんな、働きづめの彼女にとって、

他の会社でアルバイトをすることは

「天国」

で、とても

「癒し」

になるそうだ。

・アルバイトであれば、時間通りに帰れる。

・変なプレッシャーもかからない。

・みんなやさしい。

どちらかというと普段は

経営者寄りの立場にいる彼女が、

アルバイトをしているときだけ、

使われる方の気持ちになれるのが

新鮮なのだそうだ。

「働く」という、やっていることは同じに見えても

体験していることは、真逆。

体に鞭を打つどころか、

温泉に入っているのと同じ効果を感じていた。

でも彼女と同じ職場にいる全員が、同様に

天国と感じているかどうかはわからない。

同じ職場にいても喜んで働く人と、

不満を持ってはたく人がいるというのはよくある話。

でも、必ずしも職場そのものだけが

問題とは限らない。

その人が、自分にとってどのように

その仕事を位置づけられるかによって、

仕事の持つ意味と価値が変わる。

向き合う姿勢も変わる。

50%くらいは自己責任。

世の中すべて

「何をしているか?」

が問題なのではない。

「どう思ってしているか?」

が問題。

だから、

人と関わるときは常に

している行動を見るのではなく、

「その行動について何を思っているか」

心を理解することで、

表に見える行動のワケもよくわかる。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「人を知るには、行動に対する気持ちで理解するといい」

目に見えている事柄を見て、

自分の経験で分析的見ると盲目になる。

人生の価値は、気持ちだけが決めている。

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