いつもありがとうございます。
玉子焼きを毎日焼き続けて40日が最高記録。
同じことを繰り返して、精度を上げるのが好きな、岩松正史です。
ひとは、素晴らしい結果が出た時だけ感動するのではなく、感動したいときにいつでも感動することができる。
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週末開催した記憶術講座に、
なんと、御年88歳の男性が、わざわざ
中部地方からお越しくださいました。
2日間、ちかくのホテルに宿泊して、
若い人たち約10人とお勉強。
ものすごい向上心だなと、
朝、年齢をお聞きした時点で感動してしまいました。
(まだ始まってないのに(笑))
そして、その感動は2日間にわたる
「感動の始まり」
でしかなかったのです。
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その人生の先輩は、
意欲は素晴らしいと思うものの、
やはり他の若い人よりは、だいぶ苦労されていました。
けっこう講座はテンポよく進行するのですが、
まず、そのテンポについてくるのが難しい(汗)。
「いち」話しても、「いち」伝わらない。
「さん」話したら、もう最初の一個目をお忘れになっている・・・。
正直、一日目は私もだいぶ神経がすり減りました。
ご本人も苦労されている自覚はあったでしょうし、
一日目終わっての、私の感想としては
「明日お越しになるかな???」
と心配でした(宿題も出したので)。
ところが、翌日は当たり前にいらっしゃいました。
宿題は、しっかり脳に入っていないものはあるものの
渡した宿題の紙に、一生懸命努力した跡が
くっきりと残っていました。
・・・
二日目は新しいことをたくさんやるので、
やはり、ついてくるのに苦労されていました。
でも、
苦労しながら、遅れ幅だだんだん縮まってきました。
1日目はみんなの5分の1くらいしか
理解できなかったものが、
みんなの半分くらいまで、理解出来るようになりました。
(ご本人としては、まだみんなより遅れているという意識しかなったようです)
そして、二日目も夕方6時過ぎ。
参加者同士のサポートもあり、
最後の記憶の課題までたどり着くることができました。
そして、私もサポートしながら、
みんなに与えられたのと同じ時間内に
みんなと同じ課題をこなすことができたのです。
一日目は、3お伝えしても1理解できなかったものが、
3お伝えしたら、2理解していただけるようになっていました。
・・・
私は今年44歳。
その人生の大先輩は、倍の88歳。
・苦手なことを克服しようとチャレンジする姿勢
・若いに人に交じって学ぶ勇気
・自分より若い講師の言葉を、受け入れる素直さ
・あきらめずに、最後までやり切る精神力
44年後、同じことが私にもできるかと考えると
正直自信がありません。
なにをとっても、学ぶことばかりです。
記憶の方法は私がお伝えする立場でした。
でも、違うもっと大切何かを、
教えてもらった気がします。
それはきっと、私だけでなく、
その場にいた全員が、感じたことに違いありません。
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私も2日間、久しぶりに苦労しました。
でも、人生の先輩もそれと同じかそれ以上の苦労を
抱えながらやり切ってくれたのだと思うと、
自分も一緒に苦労し切れたことが、
妙にうれしいのでした。
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「老い」は誰が決めるのでしょうか?
多くの人は「もう年だから・・・」といって、
「年齢=老い」
であるかのように言います。
でも、本当の老いは、
「もう年だから・・・」
と言い始め、何かをやるのをあきらめた瞬間に
自分が決めて始まるのではないでしょうか。
「体の老いと、心の老いを同時に進める必要はない」
私より年を倍重ねていても、
私よりも若い心を確実に持っている人生の大先輩を見て、
そうとしか思えないのでした。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「すべて年齢のせいだろうか?」
結果がよいことは、それはそれで素晴らしい。
でも、結果以外にも大切なものがたくさんあります。
結果だけで人を見てしまっては、
人間の価値は半減以下になってしまいますね。
<お知らせ>
記憶術講座は、次回は来年3月までありません。
それまで間に、脳を少し整理する方法を知りたい人は、
12月9日、小山田かおる先生による
「マインドマップ1日講座」
で、脳を整理するためのノート法を身に着けませんか?
↓
http://bit.ly/2o4V1l7