ときどき体調を診てもらっている

昔からお世話になっている知り合いのお医者さんが

埼玉から都内に診療所を移転されたので、

様子見をかねて行ってきました。

そのお医者さんはもちろん

医師免許をちゃんと持っている、

昔はガンを専門にみて

手術をしていた方なのですが、

いまはちょっと変わって、自由診療の

診療所をされています。

体も元気に元気にしますが、

体を元気にして、心も元気にする

西洋でも東洋でもない

というちょっと変わった先生です。

先生曰く、

「体が調子悪いと、心は良くならないから」

と、よくおっしゃってますね。

だから、私がしているような

メンタルヘルスケアもいいけれど

極端な話、寝不足や過労な人が

メンタル研修受けて元気になるのか?

と。

私はお医者さんではないので、

体の健康のことはできないので、

そこをつかれると確かに痛いなと（汗）、

お話ししていていつも思うのでした。

ちょっと気になって、

「逆はどうなのか」

聞いてみました。

つまり、

「心が悪いから、体が悪くなるはないのか？」

と。

すると、返ってきた答えは、

「それもあるにはある」

と。

でも、心が悪くなった原因が、そもそも

体が悪いからであることの方が多いのだそうです。

そこで先生自身の体験をお話しくださいました。

たとえば、

ガンが悪化して、心が落ちていった人はたくさんいるけれど、

元気がない人、

例えば、引きこもりの人が

どんどん体を壊していくかというとそうでもない。

うつ病の人がガンになりやすい

ということは特に言えない。

やはり体が先なんだよ

・・・と。

そんな話をしながら、

体のメンテナンスをし終えて最後、

一つ疑問があったので訊いてみました。

「では、体をよく保つために、毎日自分でできることは何ですか？」

すると、少し考えたあと先生は言いました。

「ネガティブな言葉を使わないこと」。

ネガティブな言葉を使っているとき、

脳内物質が出て実際に体が傷ついているのだそうです。

みんな勘違いしているのは、

ネガティブなことがあったから、

ネガティブなことを言っていると思い込んでいるけれど、

ネガティブな気持ちになる

きっかけは確かに一つあったとしても、

それ以上に、輪をかけて、そのあと

ネガティブなことを言うことで、

体の調子が悪くなり、余計ネガティブを強化し、

体をまた傷つけている。

だからできるだけ、

最初のきっかけとなるネガティブな感情も含めて

ネガティブな言葉は言わないほうが体に良いと。

「そう思ってなくてもいいから、プラスの言葉を使う方が体にいいよ」

と。

教えていただきました。

その言葉を聴いて思いました。

「なんだ、結局、体と心、言葉を変えただけできっと同じもののことなんじゃん！」

と（笑）。

私も講座の中でネガティブの

取り扱い方についてお話しすることは多いです。

それは、私が完全にネガティブを克服したから

・・・ではなくて、

むしろ、日々ネガティブとの付き合い方に

いまでも苦労しているから、

研究しているのであります。

完ぺきにはならないので

ガッカリすることも多いのですけれども、

でも、ふと5年くらい前の自分と

今の自分を比べてみると

ネガティブな言葉を使うのを

意識的減らしてきたからなのか

心のエネルギーの量と質は、

たしかに以前よりだいぶ

いいという実感を持っております。

体と心は違うかもしれないけれども、

先生の言葉から、今していることの

方向性は間違っていないことを

確信できたのでした。
【この言葉を自分に言ってみよう！】

「思ったまま言うことだけが、本当に自分を大切にしているとは限らない」

先日読んだ精神科医の

藤井英雄先生のマインドフルネスの本に

「感情は、思考から生まれる」

と書いてありまして。

まったくその通りだと思いました。

出てきた感情は否定せず、

そのまま受けいれるがよいですが、

その前の思考は、

行動を先に変えることにより

自分で意識的にアプローチできる部分が確かにあります。

感情に流されるのではなく、

感情を自分の手の内に所有するためにも、

言葉づかいから変えるというのはいいでしょう。

＜お知らせ＞

今年、私以外の傾聴1日講座の講師が、

誕生しました！

2017年、傾聴1日講座は、

今まで以上に全国に広がっていきます。

あなたの身近な街で、

傾聴を学んでみませんか？
↓
http://bit.ly/2jO1KPm