笑顔の裏づけ

数日前、ある女性を誘って食事に行った。

10年通っている定食屋のお気に入りの店員さん。

「ナンパかよ!」と言われれば、その通り(笑)。

でも、10年通ったその店のん店員さんが

店をやめることになり、

感謝のしるしのお疲れ会だった。
20代後半の彼女は、お店に行くといつも笑顔。

気配り上手で、なにより、

自然にそういうことができるのがいい。

きっと私自身に、そういう要素が乏しいからこそ

妙に他人に惹かれるのだと思う。

男女関係なく、仕事に打ち込む人に

惹かれやすいたちなのは間違いない。

少しお酒をいただきながら

話を聞いてみると、その元気な接客は

彼女一人だけの力で出来ていた

ものではないことが、よくわかった。

私の目についたのは特に、その店員さんだったけれど、

他の店員さん同士、公私ともとても仲が良いそうで、

そのチームワークのよさが、店の雰囲気をよくしていた。

みんながいるから、彼女も元気に働けていたのが

よくわかった。

そういう裏話を聴くというのは、本当に楽しくて好きだ。

表だけ見ていてはわからない、裏のドラマを知ることで、

見えてくる世界観が変わる。

視野が広がるきっかけになる。

・・・話を戻すと、

そしてもう一つ。

元気いっぱいな彼女も、

実はむかし、とても大変だったのだそうだ。

家族の問題・・・

体調のこと・・・

友人のこと・・・

この程度に書けば、誰でもありそうな話題だが、

ここには詳しく書けないくらい、

若いのに、聞いていてゾッとするような、

苦労の持ち主だった。

むかし人生を投げ出しそうになったとき

支えてくれたのが、(今回やめる)

いまの職場の仲間達だったのだそうだ。

本人いわく、

「何年間も続いたつらい経験に比べれば、仕事の大変さなんて、大したことないですよ、!」

と。

いつ行っても店にいるので、

休みがなくて大変そうだと勝手に思っていたら

それも、間違っていた。

「いつも店にいて、休みがない」

それは事実。

でも、夜遅くまで働いたあと、

深夜(早朝?)まで、めちゃくちゃ遊んでいた。

忙しくても、十分人生を楽しんでいた。

「せっかく元気になったんだから、楽しまなきゃ損でしょ!」

ずっと感じていた、あの素敵な笑顔は、

苦労をした人だからこそ、にじみ出てくる

本当の笑顔なのだと分かった。

そして、最後に彼女が言った言葉に、驚いた。

「人間関係は、自分の鏡だと思うんです。だから今度は、自分が笑顔になって、周りの人を笑顔にするんです!」

・・・どこかで聴いたことがあるその言葉。

(私がいつも同じことを言っている)

でも、そこに込められているパワーは

とてもまだ20代とは思えない力強さを感じる。

自分で言うのもなんだけれど、私も、

結構パワーが強いほうだと自負している。

でも、到底彼女には及ばないと脱帽した。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自分の笑顔を増やすことが、何よりの恩返し」

笑顔にこだわりがある、その彼女は

毎晩寝るとき布団の上で、

どんな小さなことでもいいから

「その日1日で嬉しかったこと」

を思い返して「うふっ」と笑ってから

眠るのが習慣らしい。

でも、いままでに数回だけ、

どうしてもいいことがなかった日があったたとか。

その時は、

「明日は絶対に、いいことがある一日にするぞ!」

と、強く決意してから眠ったのだそうです。

そうやって臨んだ次の一日は、本当にいい一日になるだとか。

苦労から立ち直ってきた人の言葉は

重みが違いますね。

<お知らせ>

シリアスな話が多くても、

一緒に相手の世界にどっぷりつかって聴いていると、

その人の人生のドラマを肌身に感じて

覗かせてもらうことができます。

小説よりも、映画より、現実は奇なり。

人生を感じる聴き方

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