いつもありがとうございます。
ダイエットをした6年前から、体重が1.5kg増えて、
夜食は豆腐と納豆を食べることが多くなった、岩松正史です。
ブログを見たという人から
電子書籍出版のお誘いが来た。
興味があるので電話で
話を聞いてみることにした。
当日、私の経歴や出版した本の
販売数なども伝え、
出版に意欲的になって
もらえることを期待した。
ところが、
話せば話すほど、
どうも様子がおかしい。
はじめは向こうも積極的だったのに、
だんだん積極性は失われていった。
しまいには
「岩松さんの役にはあまり立たないかも」
とまで、いってきた。
もっとこれからブランディングをしたい
初心者向けなのだという。
「そんな事はいわないで」
と心の中で叫んだ。
こっちはちっともブランディングなんか
できてない。
役に立つものなら、なんでもすがりたい。
でも、やはり向こうは乗り気ではなかった。
こちらも、興味があるので
一体いくらで、何をサポートする
サービスなのか内容を訊いてみた。
すると
40万円で、電子出版をAmazonに
公開するところまでサポートするという。
サービスの内訳は何かと訊いたら
1.綺麗で素晴らしい表紙
2.その会社の代表ものすごい実績を持っている(らしい)が解説している「執筆のポイント」を教えてくれるビデオがもらえる
3.アマゾンの電子書籍出版形式に変換して公開してくれる
「他には?」と訊いたがなかった。
しかし、
なんと2冊目の出版からは、
10万円でいいらしい。
一見、得そうに見えるその提案に
私の心は違和感を感じて、止まった。
1冊目と、2冊目で30万円違う。
「この違いは何だろう?」
違いは一つしかない。
「代表のビデオがあるかないか」。
つまり
表紙と電子書籍をAmazon形式の
電子データに加工して公開する
手数料で10万ということ。
でも、私の感覚では、
表紙は入札制のサイトで
アウトソーシングすれば
おそらく5万円もしないで作ってくれるはず。
Amazonの電子書籍にあわせた
電子データへの変換と
Amazonへの申請は、
そんなに大変なのか?と訊いた。
すると、
私のようにちょっとプログラムの
経験がある人間にとっては、
大した作業ではないという。
実際個人で、自分で
やっている人もいるそうだ。
すると、
10万円の価値はさらに怪しくなる。
そして、なにより、
私が本を出したとき一番有難かった、
「書いた原稿の見直しや、構成はしてくれないのですか?」
と訊いたら、しないという。
「でも代表が、もし手直しをしたらバカ売れ間違いなし!」
なのだそうだ。
でも、手直ししてくれないのだから、
代表がどんなに高い能力の持ち主でも、
私には関係がない。
・・・
電話の向こうの担当者は続けてこういった。
その代表のは今までに
「1000万円の実績がある」
のだそうだ。
それを聞いて、1000万円の
あいまいさが気になった。
確認してみた。
「その1000万円の実績は1か月?1年?それともトータルですか?」
と。
すると、ちょっとバツが悪そうに
「今までトータルです」
と正直に答えてくれた。
確か、電話をする前に見た
その会社の経歴では3年くらいだったと思う。
3年で1000万円は、
1年300万円ちょっと。
ビジネスとして考えると
果たして、ものすごい実績だろうか???
疑問符がたくさんついた。
・・・
私の気持ちはもう、すでに、
40万円というその電子出版サービスに
まったく「納得」がいかなくなっていた。
しかし、
かわりに、先ほどこの女性担当者がいった、
(そして私が当初納得できなかった)
「岩松さんの役にはあまり立たないかも」
という言葉が、ストンと腹に落ちて
そこには十分「納得」することができた。
つまり、
「ある一つのことにて納得できないからこそ、別のあることについて納得することができた」。
それ以上、何もいわず
「どうも私がイメージしていたのと違うので、今回は結構です」
といったら、向こうもあっさりと
「わかりました」
といって平和に電話を切った。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「何かが納得がいかないとハッキリわかると、別の何かに納得できる」
何を納得したら、よしとするか?
決めるのは自分。
今これを書きながら思った。
なんかそれって、
恋愛で相手は自分のことが好きではないと
ハッキリわかってしまったとき、
それをあきらめて納得するのに
似ているのかもしれません。
一つのことに納得できるなら、
別の納得できないことについて、
相手を責めても仕方がないですね。
・・・
さて今晩も、夜食は
納豆を食べることにしましょうか。
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