いつもありがとうございます。
きのうの娘の卒業式の興奮が冷めやらぬ、岩松正史です。
娘が小学校にあがる準備のとき、
一つ気にしていたことある。
それは、
「ランドセル」。
当時、6歳だった娘は
「ピンク」が好きだった。
ショッピングセンターに行き
ランドセル選ばせていたら
いろいろピンクのランドセルがある中から、
ある一つの淡いピンクランドセルを選び
「これがいい!!」
といった。
本人が気に入ったものが
見つかったのだから、
それを素直に買えばよいだけたった。
・・・はずが、
その、娘が気になったランドセルには
一つ気になる点があった。
その気になるところとは・・・
「若干小さい」
こと。
娘が選んだランドセルは
私が子供の頃使っていたそれと
似たサイズのランドセルだった。
でも
時代が変わり、
いまはA4の紙が学校から
配られるのが当たり前。
それをクリアケースなどに入れて
ランドセルに入れるのが
主流になったいた。
A4より少し大きなクリアケースを
ストレスなく出し入れするために
ランドセルの標準サイズは、
私の時代より縦横厚さ、
それぞれ数センチ大きくなっていた。
・・・
案の定、
ランドセル売り場のすぐ横にある、
文具売り場から一瞬、
拝借してきたクリアケースを入れると
ほんの1cmほどだけれど、
若干斜めになって収まった。
これでは、
いまは何も知らない娘が
小学校に入ってから、
苦労しないかと心配になった。
でも、そんな事情を6歳児に
説明しても分かるはずもない。
葛藤した挙句、結局、
せっかく気に入ったものを
否定するのも可愛そうなので、
「困ったらその時考えればいい」
と思うことにして、
そのまま少し小さい、
でも、娘が本当に気にいあった
ランドセルを買った。
でも、
なにか少し、モヤモヤしたものが残った。
・・・
時が過ぎ、娘は小学5年生になった。
ある日の夜、居間に二人でいるときに
娘が突然言い出した。
「ランドセル変えて欲しいんだけど」。
アンナに欲しくて買ったランドセル。
「なぜ?」
と訊くと、なんと
「ピンクがキライ」
だという。
そこはさすがに言った。
「ピンクがどうしてもいいと言ったのは娘だし、小5にもなって壊れてもいないのに、うん万円もするランドセルを買い直すことはしない」
と。
「そんなことは憶えていない」
と、娘は不満そうだったけれど、
「覚えてなくても、自己責任。恨みたければ、小1の頃の自分を恨め!」
と切り捨てて、
そのまま放置した。
モヤモヤしてもいいはずなのに、
その時は、一切、モヤモヤ感などなく
バッサリ切り捨てることができた。
A4の紙は相変わらず、
綺麗に入りきらないし、
最後の砦だった「ピンク」も
もう好きではない。
娘は何のいいところもない
ランドセルを背負って、
毎日学校に行っている。
にも拘らず、私は何の心配もしていなかった。
これは不思議ではないだろうか??
私は何のために心配していたのだろう???
・・・
・子どもが心配していないことを、親が先取りして心配してあげているという
・子供が心配(不満)だと言っても、親がその必要はないと言えば、簡単に切り捨てる
結局、「心配」というのは、
子どものためにしているように見えて
親自身の納得のためだけに
しているのかもしれない。
では「いい親」とはなんだろう?
この経験からも、
子供の将来を先取りして、
心配するがいい親とはいえそうにない。
たまたま、
子どもが欲しいものと
親があげたいものが
一致したからと言って、
それを与えるのが、
いい親ともいえそうにない
(子供の気持ちはあとから変わることもあるし)。
私は、ときどき思う。
いい親とは、
欲しいものが手に入っても、
入らなくても、
昔と今の価値観が変わっても
変わらなくても、
勉強やスポーツが出来ても
できなくても、
何があってもなくても、
変わっても変わらなくても、
「その子が、その子の力で生きていけるに違いないと信じていられる」
親のことではないかと。
「心配する」は、
相手のためになることもあれば
親自身のためだけのときもある。
そんな境界線があいまいなものを
いい親か悪い親かの
判断基準にをおいてはいけない。
「心配」は親子のすれ違いや
傷つけある関係を生むこともある。
でも、
「信じる」は誰も傷つけない。
私は
「信じていられる親」
が一番いい親だと、勝手に思う。
・・・
では、どうすれば
子供を信じられる
親になれるのでしょうか?
答えは簡単。
自分を信じる度合いを深めればいい。
いい親になるためには、
絶対必要な条件が一つあります。
人は、自分を信じられている程度にしか
人を信じることはできない。
子どもを信じられてにないと
もし気づいたなら
まず
自分をもっと深く
信じることから始めるのがいい。
自分にできるようになれば、
他の人にも同じことが出来るようになる。
逆を言えば、
自分に出来ないうちは、
他人にもしてあげることはできない。
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「まず、自分に対していい人になろう」
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