平等が不平等を作るとしたら

いつもありがとうございます。

最近、春物の洋服をたくさん買った、岩松正史です。

“一つのことにこだわると、すべてが崩れ去ってしまうかもしれない”

ほんとうはいつも安定したレベルで

ブログやメルマガの文章を

書けたらいいのにと思う。

でも、その日の気分や体調によって安定もしないし、

また、

「安定させなくていい」

と思っている自分もいたりする。

なぜなら、

ボルツマン分布というのが

数学の世界にはあるらしいから。

・・・

ボルツマン分布とは、

簡単に言うと、

「平等さを突き詰めると、自然と不平等な結果に落ち着く」

というもの。

そして、

それを脳科学に当てはめると、

脳のシナプスは、その不平等さを

うまく活用して、より効率的に

動いているらしい。

つまり、

「目指すのは、平等でいいけれど、結果は、不平等のほうがうまくいく」

ということ。

社会にこれを当てはめてしまったら、

ちょっと残念な結果な気もする。

・・・

10年を超える長寿バラエティ番組の

プロデューサーである

テレビ朝日の加地氏の

インタビュー記事をネットで見たことがある。

加地氏も似たようなことを言っていた気がする。

視聴率は12%前後になればいい。

視聴率が高いものだけを作ろうとするだけでなく、

あえて、

一般受けしなさそうなニッチな回も作っていく。

のだそうです。

(もちろんそれはウケないためではなく、チャレンジという意味だけれど)

その結果が、10年たっても

高視聴率になっているのだとか。

いつも同じ質もを求めると、

結果、失敗するという意味にも聞こえる。

・・・

車の運転も同しかり。

ハンドルをぎっちり握り過って固定しすぎたら

車は運転しづらくて仕方ないし

車はかえって曲がっていく。

ハンドルの握りにかたには、

いくぶん「遊び」が必要。

遊びがあるからこそ、

遠くまで走ることができる。

ハンドルの握り方は、

固定せず、あいまいなほうがいい。

・・・

人間関係も同じ。

「親だから」

「恋人だから」

「上司だから」

・・・

肩書は態度に均一性を求める。

平等、公平、正しさを求めても、

結局、

ボルツマン分布通りになるとしたら、

最後は、不平等になるしかない。

「平等にしようと試みた」

という正論に取り組んだという

事実を残すのを目的とするのではなく、

本当に長く続く、人間関係作りを目的にするなら

均一な関係よりも、

多少、ゆるやかで、遊びがある

ファジーな部分があるほうが、

持続可能な関係が作れるはず。

「~すべき」思考は、

平等、均一を求めるから

最後「叶わない」という結果しか得られない。

安定を求めれば、不安定になる。

自然の法則を無視して、生きていくことはできない。

ならば、自ら人間関係は固定しすぎず

少し均一性を捨てて、

曖昧に、不均一にを甘受したり、

みずから揺れ動かすくらいの度量があるといい。

その方がきっと、

長い目で見てうまくいく。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「不平等、不均衡、矛盾する自分を許そう」

これをお読みいただいているあなたは、

曖昧、矛盾、不平等を受け入れることはできますか?

もし、平等にしようとすればするほど、

不平等が広がるのだとしたら、

それでも、どこまで平等にこだわるでしょうか?

もちろん

数学的思考と、文化的な思考は違います。

でも、自然の法則は、ひとつしかありません。

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