困った時にビジネスの相談に
乗っていただいている方が何人かいます。
定期、不定期にお会いしては
その時期になっていることを
質問をさせていただきます。
たとえば、
・事務所はどのタイミングで広げたらいいか?
・講座の宿題はどの様なものがいいか?
・募集人数は何名くらいにしたらいいか?
・価格設定はどの様にしたらよいか?
「どうしたらいいか?」
訊きたくなることはあります。
一発回答をもらえて
スッキリするときもたくさんあります。
でも、自分にとっては
深い悩みであればあるほど、
「あなたは、どうしたいの?」
とうい答えが返ってきます。
「それがわからないから、質問をしてるんでしょ!」
とよく思っていたのですが。
だんだんと、自分の方が
意味をはき違えていたことに
気がつき始めまして。
昔は「どうしたららいいか」と
「どうしたいか」は
同じ意味だと思っていました。
でもあるとき、こう言われて
ハッキリと違いが判りました。
「どうしたいか」というのは、
「例えば5年後、いまのビジネスをどの状態にしておきたいか?」
という意味だといわれました。
例えば、
・広い事務所でワイワイガヤガヤやっていたいのか?
・狭くても、効率よくたくさんの人と関われる状態にしておきたいのか?
とか。
「どこを目指してその仕事をしているのか?」
「何を実現したくて、そのビジネスを今、やっているのか?」
という意味なんだなと理解できたのでありました。
・・・
私自身、よくいただく質問の中に、
「どのように聴いてあげたらいいですか?」
があります。
そのときは当たり前のように、
「あなたはどう聴きたいんですか?」
と質問をします。
相手の方は困惑しますが、
どういう人間関係を作りたいのか?
決めるのは自分です。
その実現のためには、
どの様なスキルが必要か決まり、
何が不足しているのかがわかり、
改善策が決まります。
「どうしたらいいか?」と
「どうしたいか?」の
関係はこんな感じです。
1.「どうなっていて欲しいか?」未来に理想像が決まる
例)100年後の子どもたちの笑顔が増えていて欲しい!
↓
2.「どういうことを実現していきたいか」そのためにいま目指したい理想イメージが決る
例)今を生きる大人たちの笑顔が増えているのがいい!
↓
3.そのために自分は何を「★どうしたいか?」が決まる
例)傾聴を出来る人が増えるとそうなるから、傾聴を学べる学校を作りたい!
↓
4.そのために「何が必要か?」がわかる
例)広い場所が必要
例)全国の人とつながれる仕組みがいる
↓
5.必要なものをそろえるために何を「★どうしたらよいか?」が決まる
例)広い会場を借りる
例)場所の垣根を越えられるネット会議システムを使う
「5.どうしたらよいか?」は、
「4.何が必要か?」と「3.どうしたいか?」
が決まらないと、決めることができません。
そして、どうしたいか決めるのは自分です。
・・・
深い悩みほど人にアドバイスを
求めたくなるのが世の常です。
でも深く悩んでいるときほど、
「どうするか」の方法以前に、自分が
「どうしたいか」があいまいだったりします。
人に
「どうしたいいですか?(方法)」
と訊きかたくなったときには、
ちょっと立ち止まって、
「自分はどうしたいんだろう」
と問いかけ直してみてはいかがでしょうか?
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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
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