「発想」と「連結」
きのう寝ていたら夢の中でいきなり
この単語が頭をよぎりました。
たぶん原因は、
数日前にマインドマップの講義を
したからだろうと思うのですけれども、
こんな体験をすると、
たしかにC.ユングのいった
「夢は過去の体験の想起である」
というのは本当だなと思ったりします。
・・・
人間には人種や使っている言語に関わらず、
誰しも脳の中で使っている
共通した言語があるといわれています。
それは「発想」&「連結」です。
人間の脳は何か一つの思い付き(発想)を中心として、
そこからの関連するつながりを作りながら、
物事を考えたり理解をします。
たとえば、
以下の単語を順番通りに
暗記して覚えてみてください。
おじいちゃん
↓
赤い
↓
散歩
↓
ぬいぐるみ
↓
赤ちゃん
↓
リンゴ
↓
かわいい
↓
犬
覚えにくいかもしれません。
では次に
同じ単語を並べ替えてみました。
これならどうでしょう?
リンゴ
↓
赤い
↓
赤ちゃん
↓
かわいい
↓
ぬいぐるみ
↓
犬
↓
散歩
↓
おじいちゃん
個人差はあると思いますが、
少し覚えやすくなったというひともいるかもしれません。
2回目の並び替えをした単語は、
連想ゲームのように単語同士の
意味づけをしやすいように並び替えました。
こんな感じです。
「リンゴといえば、赤い」
「赤いといえば、赤ちゃん」
「赤ちゃんといえば、かわいい」
「かわいいといえば、ぬいぐるみ」
「ぬいぐるみといえば、犬」
「犬といえば、散歩」
「散歩といえば、おじいちゃん」
一つの与えられた情報について、
外のものとのつながりを考えると
物事が理解しやすくなるという例えです。
・・・
よく自分について
「気づきたい」
という人がいます。
実際に
「●●が大切だと気づいたんです私!」
と、いう人もに何度かお会いしたことがあります。
でもその気づいたという人にあとで
しばらくして会ってみると
意外と意気消沈してしまっていることが多かったりします。
「気づいたんだけれども、変わるってなかなか難しいですね」
と。
そういう姿を見ていると
気づくということと変わり続けるということは
まったく別のことだとよくわかります。
もちろん、
気づいてから変わる人もいるわけです。
両者の違いは何かと考えてみると、
先ほどの「連結」がされているか
どうかのような気がします。
発想や気づきというのは自分の
「内側から湧き出てくるもの」
ですよね。
一方、連結や継続は、
「外(別のもの)とのつながりを作っていくもの」
です。
内側から湧き出てくるものがないのに、
外とだけつなげようとしてもうまくいかないし、
逆に、
内側から湧き出てくるものがあっても、
外とうまくつながていかなければ
長続きはしません。
そういうことかなと。
「気づく」ことは自分を変えていくときに
入り口としての一つの要素でしかなくて、
「つなげる」とセットでなければ
生かし切ることはできないのではないでしょうか。
そんな風に思うと
「内と外」との関係性で成り立っているものが
ほかにもあるように思えてきました。
・体験と習慣化
・気づきとつながり
・出会いと縁
・喜びと親切・・・
どれも片手落ちになると
うまく始めることも
つづけることもできませんよね。
あなたは
気づいたらすべてが変わると
勘違いして・・・ないですよね!?
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「感動は3日しか続かない」
つづかない気付きはいっときの
癒しとして終わってしまいます。
どうやったら続くか?とセットで考えると
気づきが人生によい影響を与えてくれます。
<お知らせ>
そうそう、
「内と外」の関係で成り立っているものが
もう一つありました。
「勉強」です。
勉強も学習意欲と正しい勉強法の両方があると、
続けやすく身に付きやすいですよね。
勉強への意欲が出る体験と
つないで記憶できる方法に興味がある方は、
4月2~3日の初心者のための記憶術にお越しください。
↓
http://goo.gl/25ymqO
・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
■脳と心を鍛える無料メール講座
・ 傾聴のつぼ入門編
・ 記憶のつぼ入門編
■岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー
・ 初心者のための記憶術
・ アクティブ・ダイエット
・ アウトプット読書法
・ 夢実現講座
■著書「聴く力の強化書」 /2刷 自由国民社