「できますよ」は怪しい

もう7年たつでしょうか、
いまの家を中古で買ったのは。

入居前にある程度お金もかけて
リフォームした。

リビングの電気をつける電源スイッチは、
毎日、使うものなので新しいものに
変えようと思った。

そのスイッチは、こんど
冷蔵庫置く予定の位置についていた。

邪魔そうだった。

冷蔵庫で隠れては押せなくなって
しまうので、スイッチの位置を
移動してもらうことにした。

いまはリビングに入ったところの
壁についている。

それを、今ついてる厚さ10センチほどの壁の
背中合わせになる場所に移動したい。

同じ壁だけれど、部屋に入る前の
廊下側、今と背中合わせになる位置に
移動するよう、リフォーム業者依頼した。

リフォーム業者の担当者は快く
「できますよ!」
といってくれた。

数日して、リフォームの進捗を見に行った。

すると新しい壁紙はすでに
張り替えられていた。

でも、新品のスイッチは、
もとあったのと同じ場所についていた。

結局、工事業者言って通路側に
つけ直してもらった。

でも、せっかく貼った新しい壁紙は、
スイッチの形に添って四角く穴が開き、
つぎはぎになってしまった。

・・・

似たようなことが昔、
会社のホームページを作るときにもあった。

HP作成業者さんに
「こういう機能は出来ますか?」
「ああいう機能は出来ますか?」

と訪ねた。

するとその時は気軽に「できますよ!」
といってきてくれた。

でも、実際出来上がったのを見たら、
オーダーしたのと違うものになってした。

・・・

「できますよ!」は怪しいと、
その時から思うようになった。

「出来ますよ」は「機能は付けられますよ」
という意味でしょうか?

確かに、壁には新しいスイッチはあるし、
電気もちゃんとつく。

Webもちょっと違うけれど、
似た何かの機能はついている。

でも、それでは「願い」は
一つも叶うことが出来ていない。

出来ますよというならば、
機能ではなく願いが叶う
「できますよ!」という意味で
使って欲しくないでしょうか???

そして、

「できるかどうか?」
という問いかけはいつも

「あなたにそれを実現するスキルがあるか」
尋ねているのではありません。

「願いを叶えてくれますか?」
という意味でとらえるといいですね。

そして、人は願いが叶うと
とてもいい気分になります。

機能をそろえても、気分は
必ずしも良くなりません。

気持ちを叶えるのが大切です。

そのためには、
たとえば仕事であればお客さんに対して

「何が願いが叶った状態か?」
「何が叶っていない状態か?」

よくよくヒアリングしないと、
何を実現していいのかわかりませんね。

解決すべきはいつも事柄ではなく「気持ち」。

できて欲しいことも「気持ち」の解決です。

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