「聴けない人のタイプ」でご紹介した通り沈黙が苦手な人には2つのタイプがあります。
「緊張して黙ってしまう人」と「沈黙が怖くてとにかく話し続ける人」です。
どちらも沈黙を恐れているという点では同じです。
沈黙が苦手なMさんのエピソードをご紹介しましょう。
某社で課長を務めるMさんは「うちの部長はKYなんです」と言います。
KYとはご存じの通り「空気が読めない人」と言う意味です。
例としてこんな話をしてくれました。
「部長にある企画書を持って行ったのです。そうしたら部長は企画書をじっと眺めたまま何分も黙り込んでいるです。こっちは早く返事が欲しいのに。ね、KYでしょ!?」
おそらく部長は初めて目にした企画書の内容を吟味していただけでしょう。
もちろん「ちょっと待って」の一言くらいあってもよかったとは思いますが。
Mさんが沈黙に耐えられないのです。
沈黙に耐えられない人のことを沈黙恐怖症と呼んでいます。
講座のたびに参加者に質問して分かったのは沈黙恐怖症の人はだいたい全体の6割ということです。
沈黙が苦手な人から見たらもっと多いのではないかと耳を疑うかもしれません。
でも実際に6割ほどです。
沈黙恐怖症の人は沈黙の中に自分がいることに不安を感じます。
どう思われているのか?何か言わなければいけないのでは?と自意識過剰になります。
※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。
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