人相を良くする

行きつけの散髪屋さんは
ちょっと変わっています。

私と同い年くらいの店長なのですが、
全国から社員として若い子を預かって
教育をしている、

「人を育てる散髪屋さん」

です。

地方から出てきた20代ぐらいの
子がたくさん働いています。

一番肝心な髪の毛のカッティング以外、
洗顔、シャンプー、顔を剃る・・・などは
若い子たちが担当してくれます。

・・・

先日、ヒゲを生やしてから初めて
散髪屋さんに行きました。

店長もいいヒゲを生やしていて、
ヒゲの整え方などのアドバイスをしていただけて
ありがたかったですね。

ヒゲをどの程度切るか?
どの程度残すか?
どんな形にするか?

簡単に言葉を交わしてから
横でその話を聞いていた若い子に
バトンタッチをしました。

席を離れ際に若い子にこう言って・・・。

「あとは、人相良くしといてあげて!」

若い店員さんは元気に
「ハイ!」と返事をして
顔を剃り始めました。

でも、1分くらい剃りすすめたとき、
こういいました。

「人相って、どうやったら良くなるんですか?」

・・・確かに。

私も、聞かれて困ってしまいまして(汗)。

・・・

ヒゲを生やした時点で多少
人相が悪く見えるかもしれない
というのはなんとなくわかります。

でも、人相がいいヒゲの人もいますし、
人相が悪いヒゲの人もいますよね。

ヒゲの有無に限らず、
人相が何で決まっているかは
うまく説明できません。

それが「人相のいいヒゲ」に
限定されてしまったらなおさらです。

その時、
「人相がいい」というのはすごく
抽象的だなと思いました。

・・・

でも確かに、なんとなく言わんとすることは
わかる気がするけどもそれをあえて

言語化しようとするとなかなかできない
ことってありますよね。

会話していてもよくあります。

落ち込んでいる人に何か気の利いたことを
言ってあげたい気がするのだけれど、
何と言ってあげたらいいかわからないとか。

漠然とは感じ取れるけども具現化できない。

ヒゲそりの場合はそり方の問題で、
コミュニケーションの場合は言い方の問題です。

そのとき問題となる「言い方」は
相手が満足する言い方と言うよりも、

「自分が満足してスッキリできるいい方ができたかどうか」

の問題だと思うのです。

自分がモヤモヤしている状態で伝えると
何か相手にもうまく伝わってないような気がします。

でも、自分の中でモヤモヤなく言い切れると、
相手がどう受け止めるかは
さほど問題には感じません。

コミニケーションの悩みというのは表面的には

「相手にどう接するか」

で悩んでいるように見えて、実は、

「どう伝えたら私はスッキリするか」

で悩んでいるのです。

つまり、相手ではなく自分の中の問題解決。

自分自身が感じたことを

「自分に対して誠実に」

発信できたときは

「私、いまちゃんとコミュニケーションがとれてるなぁ」

と感じるのでしょう。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、
自分が感じたことを「自分に誠実に」
発信することが得意でしょうか?

相手の受け止め方は千差万別、
答えはありません。

でも、自分への誠実さは
自分が納得できればいいのであります。

そして人は、自分に誠実でいられさえすれば
さほど人間関係に悩むことはありません。

曖昧な感覚は、自分が
納得いくような表現方法を探してみる。

よかったらやってみてください。

<お知らせ>

自分への誠実さが、
ひとへの誠実さにつながる。

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コミュニケーション方法に
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