反省より関係(2)

きのうは、人間の脳は、
過去のことは憶えていないので、

あとから反省を促してもほぼ無意味だ
というところまでお伝えしました。

今日はその続きです。

感情が動いたことだけ、
よく覚えています。

過ぎてしまった過去の反省を促すことは、
効果がないばかりか
かえって関係を悪くするだけです。

正しいことでも、
過去のことをいま言われると、
反省するどころかかえって
関係が壊れたりします。

感情的な遺恨が残るので、
その場で解決が基本ですね。

・・・

そんなこともあり、
息子は放っておいた方がいいなと。

もし私が、先生に言われたまま、
伝聞で伝えたらどうなるでしょう?

過去の気にもしていないこと
ほじくり返して、親伝えに
言ってきたら驚くでしょうし、

先生のことがもっと
好きになることはありません。

そして好きでなくなればなくなるほど、
もっと注意を聞かなくなります。

それよりは、先生がほめていたことだけを
伝えたほうが、先生への信頼が厚い分
いうことも聞きやすくなるでしょう。

そうやったらうまくいくか
どうかわかりませんが、

余計なことをしない分、
悪くはならないでしょう。

・・・

よく、

「言わなくてはいけないことがある」

と義務感のようにいいます。

たしかに、そういうこともあります。

でも、一方で

「ただ言って自分が満足したいだけ」

ということもあります。

果たして、両者の比率は
どれくらいでしょうか?

私自身、自分を振り返ってみても、
どうしても必要なことが2割、

言わないと感情が落ち着かないから
言っているだけが8割かなと。

本当に反省してもらって、
行動を改めさせたいなら

あとになってから
また反省させようとしない。

別の方法も探してみては
いかがでしょうか?

そして、もう一つ

人間は90秒以上、怒られ続けると
心の耳を塞いでしまます。

叱るのは90秒以内までにしないと逆効果です。

もし90秒以内で止められなかった時は、
自分の心の問題と思ってみましょう。

人と上手に接するためには、
自分の心の取り扱い方が
上手じゃないとなかなかできませんね。

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