「くり返し」で相手の世界を覗かせてもらう

今年1番大きな想い出のひとつは、
7月に台湾で傾聴の講演を
させていただけたことです。

ご招待いただいた傾聴サポーターメンバーの
黒木さんには感謝の言葉しかありません。

海外での講演は初めてでしたし
言葉の壁をどのように克服するかが
大きな課題でした。

同時通訳と資料作りも黒木さんと
現地のチャオイーさんが
担当してくださいました。

日本語で表現する言葉を
中国語に直したらどうなるのか?
悩ましいところであります。

講演内で、
「同感と共感」の違いについて
説明するのですが、

出来上がってきた資料を見ると
同感はそのまま日本語と同じ「同感」。

共感は「同意」と書かれていました。

私が言わんとするところの「共感」は、
現地の方には「同意」のほうが
より自然なのだそうです。

なるほど・・・。

日本語で考えてみると同感と同意は
どちらも賛成すると言う意味で、
ほぼ同義語のように思います。

でも台湾では違うのですね。

当日講演でホワイトボードに板書する際も
「同感、共感」とは書かずに
「同感、同意」と書きました。

当然ですが、そのほうがすんなり
皆さんに届い方感じがありました。

・・・

傾聴のスキルの中に相手の言葉をくり返す
「くり返し」のスキルがあります。

これが、なかなかできな人が多いのです。

つい自分が言いやすい言葉に
変換してしまいます。

言い換えてすっきりするのは自分。

でも、無意識に発せられたその言葉は
その人の潜在意識にすっきり届く言葉なのです。

言葉そのものを理解するのではなく、
言葉を勝手に解釈するのでもなく、
その言葉が発せられた意味から理解する。

それが相手の気持ちを分かるということです。

・自分がすっきり気持ちよくなることを優先するのか?
・相手がすっきりと理解されたと感じることを大切にするのか?

誰のため、何のために聴くか?
立ち位置をしっかり定めて
聴く練習をすることが大切です。

相手の使った言葉を使うことで、
相手の方が感じている世界を体感的に
感じさせてもらうことができます。

<お知らせ>

相手の感じている世界を
分かろうとする聴き方、傾聴。

相手の方がスッキリできる聴いてもらえたと感じる
聴き方に興味がある方は
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