娘が夏休みになり時間が少し余裕があったので

形を崩してみました。

毎日の決まりの掃除をやるのをやめたのです。

正確には「やめた」のではなくて、

優先順位を変えてみました。

いつもなら起床後真っ先に

玄関掃除から始めるところを

あえて、

パソコン仕事から先にやることにしてみました。

私はパソコン仕事が大好きなので、

優先順位を変えても、掃除が出来るか？

と、いう実験であります。

脳にちゃんと習慣化できていれば、

掃除をすることはたやすいはずです。

こんな風に、時々決められた型を崩すことで

本当に何ができていて、

本当は何が身に付いていないか

を確認しています。

これをやると、

自分の心が

何に対して積極的で

何に対して消極的なるか

本心を確認することができるのです。

結果、

パソコン作業を優先した熱中してしまい、

ほとんどの日で掃除をやらない日が何日か続きました（笑）。

「やらなくても、ま、いいか」

と、思ってしまうのです。

普段偉そうに掃除掃除といっている私ではありますが、

大切なものの優先順位が変われば、

簡単に楽な方に怠けることができました。

「毎日掃除なんてすごいですね」

なんて言われることがよくあります。

一つのことを続けることは

みんなにとって難しいことですね。

でも、

この実験（？）からもわかるように、

私は意志が強いから毎日掃除ができているのではありません。

意思が弱いからこそ

何を一番大切にするか？

普段から優先順位を確認するようにしています。

そして、考えることをやめて、

優先順位通り淡々と行動することに決めているから

続けることができるのです。

考えるのをやめて、決めた通りにただ行動をするから続けられる。

ただそれだけです。

一度やると決めたはずなのに、

あとになってまた「考える」から

前に決めたことが反故になってしまうのです。

続けるためには

考えるのをやめましょう。

意志が弱い人でも、

優先順位をしっかりと決めて、

何も考えず決められたとおりに

行動することさえ守れば続けることが絶対できます。

ポイントは、

第一に、

考えるのをやめて決めた通りに淡々と行動すること。

第二に、

私が他の他の人と少し違う点があるとすれば

それは、

何かを続けられなくなったときにそこから

復活することを自分に許していること

でしょうか。

とにかく人間の脳は面倒くさいことは

やらなくていいようにいつでも言いわけを探しています。

だから、

続けると決めたはずのことに、

一日でもさぼるときがあると、

ここぞとばかりに、

「一日さぼってしまったのだからもう続ける意味はない」

と言い訳をして、やめたがります。

やめるために

「意味がない」とか「自分は意志が弱いから」

とラべリングをしたがるのです。

私はそれをしません。

私の脳の動かし方はこうです。

「出来ない日があっても、またはじめればいい」

「出来なかった日を数えるより、やった日が増えていけばそれでいい」

こんな風に脳を動かすと、続けられます。

・・・

自分自身の怠け癖をしっかりと確認したところで、

昨日から再び掃除の優先順位を1番最初にあげて

たんたんと掃除を繰り返し始めています。

・・・

少し違う話かもしれませんが

メジャーリーガーのイチロー選手が

バッターボックスに立つ時にいつも

同じポーズをとってから入る事はよく知られています。

あるいは

イチローは毎朝必ずカレー食べない

と言うことも聞いたことがあります（今はどうかわかりません）。

その行動を周りから見て人は

ジンクスだとか、

験を担ぐといいますが

私は少し違うと思います。

同じ行動を繰り返すのは、

何か良い結果を期待するということではなくて、

その前の自分の行動を整えるために、

自分の心を整えることに

最大の意味があるのだと思います。

買った宝くじを神棚において、

「どうか当たりますように」

と、手を合わせるのとはまったく意味が違います。

イチロー選手は素晴らしさは

残してきた結果以上に、

同じことをひたすらくり返すことが出来るプロフェッショナル

であるという点ではないでしょうか。

ダイエットでも、勉強でも、仕事でも

同じことをくり返せなくなるからやめてしまうのですよね。

続けられればたいていのことは続けられるのではないでしょうか。

そしていつも

「続けなくていいよ」というのは、外的要因よりも

自分自身ではないでしょうか。

・・・

そんなふうに思うと

一般的に「仕事ができる人」というのは、

なにか臨機応変に立ち回れ要領よくポイントを押さえて

稼げる人のように思われがちですが、

太陽が出ないときに雨が降っても風が吹いても、

自分の1つの哲学に沿って、

同じことをひたすら何十年もやり続けられる人の方が

本当にできる人なるかもしれません。

これをお読みのあなたは

しんどいけれど、何年も続けている事はありますか？

何事もやめるのは簡単ですから

1つのことを続けるというのは大変な能力と言えそうです