受験シーズン、カウンセラー試験シーズンが近づいてきました。
いかに勉強に集中するかが
重要になってきている方もいるでしょう。
そういう人が知っておいた方がよいのは脳の仕組みです。
人間の集中力は90分から120分で切れます。
いくらそれ以上集中したいと願っても、
普通の人にはなかなかできないのです。
無理なことに挑戦し、エネルギーを使い、
悩むことほど無駄で非効率な事はありません。
(そこを極めること自体が目的なら構いませんが・・・)
「いかにして、ずっと集中力を維持するか?」
と言う、非現実的な課題そのものを放棄して、
「集中力が途切れることがあるので、いかに集中できない時間を最短ですませて、集中状態に早く戻れるようにするか?」
に課題を変えるとうまくいくでしょう。
すると、脳の仕組みに従って、
・60分から90分で必ず休憩を取る。
・学習時間と学種範囲をこまかく区切って覚え始める
・同じ勉強を続けてやっていると脳が来てくるので、違う勉強と交互にする。
・覚えてあと1時間位したら、口で覚えているはずの内容をアウトプットしてみて、脳に定着しているか確認してみる。
・翌朝も目覚めたら同様に、アウトプットしてみる。
・1週間後もアウトプットしてみる
ずっと集中を維持しようなどという
非現実的な課題をしてて、
脳の原則に沿った使い方をすれば、
結果的にずっと集中ができなくても、
最も効率的に学習がはかどるという、
最良の結果を手に入れることができます。
この方法をあなたが採用するかどうかは別として、
どんなに高い理想を持っても結局、
脳の原則に背くとうまくいかないのです。
人生がうまくいかない人は、人間の自然の原則に沿って
冷静に考えればできるはずがないことを
自分にこうあるべきと期待をし、
そこに非効率に無駄なエネルギーを浪費し、
疲弊しながら自分はだめな人間だと
なんとももったいない状態です。
自分をスーパーマンたらしめんと試みて、
それが叶わず落ち込んでいるというわけです。
人生と言うのは脳と心の原則を理解し、
それに沿って自分を使っていけば、
別にスーパーマンなんかになくても
結構いいところまで何事もできるようになります。
理屈や「~すべき」思考よりも
脳と心の自然の姿を優先してやる。
あえてそれをしないというならば、
表向きの意識では成功しようとしているように思わせて、
潜在意識の奥底では、
「うまくいくはずがない方法を選択することで失敗しよう」
という「目的」に向かって
自分を動かしていることになります。
その人の心の奥底にはきっと、
疾病利得ならぬ「失敗利得」があるはずです。
(失敗利得:失敗することで得られる利益)
自分をよりよく生かすには、
自分の常識のフィルターを通して作られた
高い目標を立てるよりも、
脳と心の原則に沿った脳的に現実的な
目標とやり方でなにをするか行動を決定する。
それだけで今よりずっとうまくいくはずです。
勉強法、仕事の進め方、人間関係・・・。
今あなたがこうありたい、こうあるべきだと考えている事は、
脳と心の原則に照らしてみて果たして現実的そうでしょうか?
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