灯油の配達車の巡回のメロディーを聞くと、冬眠したくなる岩松正史です。
そろそろ、年末年始休みが終わりますね。
お正月に帰省された方も
多いのではないでしょうか。
正月ではないのですが、大学時代に1度
原付バイクで帰省したことがありまして。
どれぐらいの距離かといいますと
大学があった神奈川県の伊勢原市から
実家がある長野県の茅野市まで、
180キロです。
制限速度30キロの遅い50CCのスクーターで
友達と2人で車にあおられながら
のっそりのっそり亀のように
ゆっくり山道を登っていったのは
いい思い出です。
原付好きなので、
楽しかったですね。
ところが、
途中いちど笑えない
事態が起こりまして。
山梨県のあたりの厳しい山道を
登っていたときのこと。
坂道をずーっとアクセル全開で
走っていたら突然エンジンが
止まってしまったのです。
丁度間が悪く民家もお店もない
山の一本道でして。
(・・・といっても、全体的にほぼ山ばかりですが(笑))
救いは友達がいてくれたことですね。
もし1人だったら携帯も何もない当時
相当不安だったはずです。
何度試してもセルモーター
(エンジンをかける電気式のモーター)
は回るのですが、
肝心のエンジンがかかりません。
まだ日も明るかったので、
仕方なくしばらくエンジンを
寝かせて冷やしてみることにしました。
人間の頭と同じで、もしかしたら
オーバーヒートしているだけかもしれないと、
子どもの発想ですね(笑)。
その場で友達と話しながら
バイクには触らず15分ぐらいたったでしょうか。
再度、祈る気持ちで返事を入れてみたら、
なんと!かかってくれたのでした。
バイクも人間と同様に、
血がのぼるとちゃんと動かないようです(笑)。
まぁ本当に偶然ですが助かったおかげで、
今でも笑い話として話すことが出ます。
・・・
日々生活していると、エンジンが上手くかからず
スイッチが入らないことはないでしょうか?
私はしょっちゅうあります。
・原稿の締め切りが近いのになかなか書く気が起きない
・講座の直前なのにテキストが出来上がってない
・ホームページを作り直そうと思うのになかなか時間があるのに動きにならない
・家を出ないと遅刻する時間なのに、なぜかダラダラしてしまう・・・
そんなスイッチが入らないとき
(学生時代の原付バイクの経験があるからとではありませんが)
私はしばらく放置することにしています。
スイッチが入っていないときに、
気になるからといって少し手をつけ始めてみても
結局うまくスイッチは入らないわけです。
そんなときはいったん全部手放して、
まったく違うことをしたり、
そのままダラダラする自分を許すことにしています。
それで結果的になんでスイッチが入るようになるかと
自分なりに分析してみると、
一つには、先ほどのバイク同様
「頭にのぼった血がいったん引くから」
ですね。
もう一つは、
「ギリギリには2種類あるから」
かなと。
1.自分が許せるギリギリ
2.本当に間に合わなくなる物理的なギリギリ
私の場合、1を過ぎると罪悪感はあるのですが、
それでもスイッチがあまり入りません。
でも、逆算してみて
「ヤバイ、このままだと本当に間に合わない(汗)」
と焦り不安が強まると、一気にスイッチが入ります。
そんな不安を覚えてからの方が
集中力も湧くこともが多いですし、
アイディアが出ないでいるときなどは、
なぜか焦っているときの方が
お風呂に入ってる最中に、
それまでなかったいいアイディアが
まとまって沸いてきたりするから不思議です。
すべてがその方法がいいとは思いませんが、
本当にスイッチが入らない時は、
どうせほかの子とをしても無駄なので、
私は結構ギリギリまで放置をします。
ポイントは、
「いけない」と罪悪感を持たないことですね。
罪悪感を持つと、気にしている分
無駄なエネルギーを消費するだけで
結局、何も変わりませんので。
ギリギリまで寝かすのは賭けのようでいて
賭けではありません。
なぜなら、
以前にもギリギリまで放置して
うまくいった成功体験を持って
言っているからです。
なので、みなさんも、
よかったら焦りながら成功体験を
積んでいってください(笑)。
失敗と成功をくり返しているうちに
だんだんといい塩梅がわかってきます。
よかったらやってみてください。
あなたはこの年末年始で、
スイッチを入れ直したことはありますか?
私は、元日から仕事を
バリバリしようと思っていたはずが
まったくスイッチが入りませんで。
途中から腹をくくり
「3が日はBLOG以外何もしない!」
という目標(?)をたてて、
仕事はすべて放置しました。
そうしたらやっぱり、
今日くらいから、ちゃんと
スイッチが入るから面白い物です。
急がば回れ・・・でしょう。
あなたは新年を迎えるにあたり、
何か入れ替えましたか?
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