話を聴くときメモをとってはいけない2つの理由

いつもありがとうございます。

火曜と土曜の燃えるゴミの日だけ覚えている、岩松正史です。

わが家のすぐ斜め前に
ゴミの集積所があります。

ある日、仕事に向かおうと
玄関を出たときのこと。

ちょうどペットボトルの
回収車が来ていました。

ペットボトルのゴミを出したかったのに・・・

と思いましたが、時すでに遅し。

来週まで出せなくなってしまいました。

ゴミの収集日を覚えていれば
よいのですが覚えていません。

なぜ覚えていないか?

理由ははっきりしています。

ゴミを出す日はいつも
行政から配られた「ゴミの日」の
カレンダーを見て確認するからです。

「見ればわかる」

が習慣になっているので
いつまでたっても曜日を覚えません。

「見たらわかると思うと、理解が進まない」

これは他の日常生活でも
同じであります。

・・・

講座や研修をしていると

「この人、話聴いてないな」

という人が一目でわかります。

話を聴いていない人の特徴。

それは、

「ノートを一生懸命書いている人」

です。

真面目でいいですよね。

でも、話は聴いていません。

なぜか?

理由は2つあります。

1つ目の理由は、

人間の脳は2つのことを
同時に集中できません。

一生懸命書けば、聴くは浅くなり、
一生懸命聴けば、書くは浅くなる。

これが自然です。

一生懸命書けば書くほど
記憶に残りにくくなります。

もう一つの理由は、

先程のゴミの日と同じです。

「あとでノートを見ればわかるや」

と脳がとらえるので初めから
脳がサボって覚えようとしません。

事実、講座の途中で

「ここまでで何か質問ありますか?」

と尋ねると一生懸命書いていたほど、
メモしたノートや資料を
一生懸命めくり始めます。

話をちゃんと聴いていた人はどうか?

聴いている最中にすでに
疑問が湧いているので
すぐに手が上がります。

なので、

話の内容をちゃんと理解したいなら
メモはできるだけとらないことです。

話している人に
目を向け耳を向けた方が
よほど理解ができます。

書かないと不安になってしまう人は、
まずその自分の心理に気づきましょう。

ただし、

メモした内容をあとで
しっかりまとめ直す、

「あとで理解する型」

の人はノートを取ってもOKです。

でも聴いている最中は
理解できていないので
コミュニケーションの質が落ちます。

もしどうしても
聴き逃したくない事柄があるなら、
許可をもらって録音し、
あとから聴き直せばいいでしょう。

最近はスマホで簡単に録音できます。

「話を聴くときはメモを取らない」

これが基本です。

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