いつもありがとうございます。
休みの日ほど仕事がはかどる、岩松正史です。
運動会が週末にありまして。
今年は天気もほどほどに良く
雨の心配も、暑さもきにならない
最高の運動会でした。
会場にはおじいちゃんおばあちゃんたちの
姿もたくさんあってたまに孫の姿を見られる
いい機会なんだとほのぼのします。
私は特にわが子のかけっこ、
踊りを見るのが楽しみでして。
家では全力出す姿見えないから
子どもの普段とは違う一面と
成長が見られて嬉しいです。
・・・
大混みしている会場を
人をよけながら移動していた時のこと。
次の出番の子どもたちがスタンバイしている
待機所の前を通りました。
すると一人の女の子が泣いていまして。
ちょっと気になったので
立ち止まって様子を見ていると
どうやら次の競技をやりたくないらしいのです。
先生が一生懸命励ましていました。
その様子見たとき、
お祭り気分からふと我に返りました。
そして
長女が1年生の時以来8年間ずっと
抱えていた運動会に対する違和感を
改めて思い出したのです。
その違和感とは、
運動会は誰のためにやっているんだろう???
ということです。
・・・
自分が子供の頃から当たり前になる運動会。
毎年あるのは当たり前で、
観に行くのもそれなりに楽しいです。
でも一方で思うのは運動会があまりにも
来る人を意識してエンターテイメント化
されていることへの違和感です。
観に行った人は楽しいのだけれど、
それは教育の目的に沿うのだろうか?
と。
いま目の前にいる少女のように、
嫌がっている子にはただの苦痛かもしれません。
イヤなことでもいい経験になることはありますが、
それならば運動でなくても、
「お料理大会」「掃除大会」「親切大会」
でもいいでしょう。
なにか「運動会だか」らということで
暗黙の了解で許されている世界がある様な気がして
ときどき違和感を覚えます。
あとで家に帰ってから運動会発祥の
歴史を調べてみました。
すると運動会は特別行事にあたるので、
やらなければいけないというものでは
なさそうだということがわかりました。
そして明治時代から始まった運動会の目的には
「国威発揚」「富国強兵」「健康増進」
の3つの言葉が目につきました。
集団訓練により近代日本の発展に
大きく寄与したとあります。
製造業が盛んな時代、大きな工場で
一つの製品をみんなで作るための
教育になったのでしょう。
でも、いまの生活も価値観も多様化し、
個の存在がより大切にされる時代とは
ズレている気がします。
運動会をしてくれると
親やおじいちゃんおばあちゃんは
元気な子供の姿が見られるからうれしいです。
多くの子はなんとなくその場を受け入れているし
を楽しんでいる子もたくさんいます。
でも、それが現代に必要な
教育になっているかは分かりません。
昔からやっているし、
去年もやったからから
今年もやるだけでは時代錯誤です。
教育の現場ですから、
いま、なぜ、それをやるのか?
目的が必要です。
何も気にせず楽しそうにしている
子どもと家族が多い中ひとり
馴染めずにいた女の子の姿から、
(そして見えないところで他にもいるだろう)
考えさせられるものがありました。
私はどうしても大多数の流れに
乗っている人たちよりも、
そこに取り残されている
人のことの方が気になる性質です。
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<<編集後記>>
きのうは小2の息子と釣り堀に行きました。
最近ときどき行きます。
大人でもなかなか連れていない中、
息子が自力で初めて30センチほどの
コイをつりあげました。
成長を感じて嬉しくなりました。
これからは男同士、一緒に出来ることが
ますます増えようで楽しみです。
東京地方は朝は曇っていますが、
これから晴れてくるようです。
今日私は、急きょ先週頼まれた研修を
夕方町田までやりに行きます。
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