「似ている」を同じにしない

いつもありがとうございます。

先日まで牛タンのことで頭がいっぱいだったのが、
いまはお腹がいっぱいになった、岩松正史です。

きのうから仙台に来ています。

じっくり来たのは始めてです。

仙台駅に降り立った最初の印象は、
広くて、何でもある、にぎやかな街
です。

街並みどことなく
福岡や天神に似ている気がします。

アーケードの商店街のにぎやかさは
大阪のそれとはちょっと違い、
広島に似ている気がします。

空気も東京と全然違って
澄んでいると感じるのですが

澄んでいるという点では新潟に似ているようでいて、
日本海と太平洋の違いからか、
何か違う気もします・・・。

こんな風にして人は
新しい体験を理解するときに
自分が過去に体験した

「何かに似ている」
「あれとは違う」

という具合に

類似性と相違性で
物事の全体像を理解しようとします。

自分が持っている知識と経験で
割り算を試みるわけです。

・・・

人と会話している時も同じです。

「この人がしている話は、私が知っている話と同じ(近い)」
「この話は、私の考えと違う」

とか。

類似性と相違性で考えながら
全体像を理解しようとしています。

会話の場合、問題はその先です。

自分と同じでも違っても、
どうしても相手にそれを強く伝えたくなるのです。

すると人間関係が壊れやすくなります。

たとえば、

伝えるだけならいいのですが、
相手はまだ話しかけている途中なのに、
自分の話を語り始めて会話泥棒をしたり。

自分と違うことが理解できず、
なんで?なんで?と質問攻めにしたり。

しまいには相手に自分と同じ
思考、態度になるように迫ったりします。

「何で仙台の街は、私が知っている福岡とは違うんだ!」

と腹を立てて、仙台にまるで福岡になるように
迫る人などいないのに(笑)

相手が人だと変えようとするのが面白いですね。

同じ経験や似た経験は相手の
腰を折らない程度にほどほどに伝える。

違う経験は、違うことを
もっと深く理解するためによく話を聴く。

似ていても違いを楽しむ。

こうすれば人間関係が崩れず
相互理解が深まります。

さて、

今晩は講座終了後
仙台在住のメンバーと待ち合わせをして
牛タンを食べに行く予定です。

東京都にはない逸品の牛タンを
じっくり口で傾聴して
理解を深めてきます(笑)

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8月東京
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<<編集後記>>

きのうは早めに仙台入りし
趣味の地元のスーパー銭湯巡りに行ってきました。

仙台には地下鉄はあるものの、
スーパー銭湯方面に行ける地下鉄はなく、
バスで30分ほど移動しました。

この地下鉄では目的地に結構いけない感じは
名古屋に似ている気がします。

これを書いている今は雨が降っていますが、
午後からやむようです。

今日も張り切って傾聴を伝えてきます。

今日もいい一日をお過ごし下さい!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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