精神疾患の方と関わるとき

いつもありがとうございます。

一日3食肉でも構わない肉食の、岩松正史です。

過去10年近くメルマガを毎日書いていますが、
精神疾患をテーマにして書いた記憶がありません。

はじめてのことですが、
宜しければ最後までお読みください。

・・・

ふと気づけば、最近よくお会いする方の中に
うつ病の方を抱えている人(思しき人を含め)
が数名います。

私のところにカウンセリングをしに
来ているわけではありません。

多くの方は講座を受講にいらしている方です。

話す機会があるのでその時は、
そのつもりで聴いています。

すると、

「ここ(私)は落ち着く」

といっていただけます。

昔なら悩んでいる方に出会うと
躊躇せずカウンセラー風吹かせて
好んで個別カウンセリングを勧めたものです。

でも、いまはしません。

理由の一つには
定期的に会える時間は取れないから
というのもありますが、

あえて個別カウンセリングをしなくても
今この空間と関係性そのものが
癒しになっていると思うからです。

講座の中で話をしたり
行こうと思える場所があることそのものに
カウンセリングの効果があります。
(バディ効果)

うつ病に限らず精神疾患(疑い)の方と関わる時に
気を付けていることがあります。

それは、

必ず医師の了解を得ながら進めることです。

先日もうつ病だけれど
講座を受講し続けたいと言う方に
医師の了解をもらうように伝えました。

「ここに来ると元気になる!」

といわれたからといって、
ではどうぞと何でも受けてはいけません。

もしかしたらその高揚感とやる気は
うつ病の一部にときどきある、
躁状態かもしれないのです。

カウンセラーに必要なのは
必用とされたことを喜ぶことよりも

本当の意味でクライエントが回復するには何が必要か
という視点に立って、
他の専門を持った人たちの力も借りて、
みんなでサポートすることです。

クライエントが回復すればいいことで
私たちがどのように役に立ったか
などということはどうでもいいことです。

必要とされる喜びを独占しようとして、
一人で抱え込まない。

自己肯定感が高いカウンセラーは
必要があれば躊躇なく
クライエントを手放すことが出来ます。

抱え込まない。

みんなで支援する。

大切なことです。

<お知らせ>

ホッとしてもらえるような聴き方は
傾聴を学ぶと見につきます
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうから大阪に来ています。

3週間前に来ていたので、
新鮮味がないです(笑)

昨日は天気も良く暑くて
暑い方が好きな夏男の私には
ちょうどいい気候です。

今日から3日間、
傾聴サポーターの育成に励みます!

たくさんの方が来るので楽しみです。

今日もいい一日をお過ごし下さい!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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