5年も同じ家に住んでいるのに、
いっこうに憶えられないものがあります。
「ゴミの収集日」
です。
燃えるゴミ、紙類、プラスチック、ペットボトル、ビン、缶、ガラス、粗大ごみ、電池、金属・・・
これをお読みいただいているあなたは、
自分の街のごみ収集日をすべて理解していますか???
大雑把に言うと、全部覚えている必要もなくて、
1.燃えるゴミ
2.プラスチック
3.ペットボトル
4.古紙
に4つに大別できます。
日曜日の回収は「ない」ことがわかっていて、
「燃えるゴミ」は「火曜と土曜」
というのもわかっています。
問題は、
「プラスチック」「ペットボトル」「古紙」
が、どのよう日だったのか???。
これを書きながらすでに、
古紙は水曜日のような気がしますが、
プラスチックとペットボトルは
月曜と金曜でどっちがどっちだったかわかりません(汗)。
なぜ覚えられないかというと理由は簡単で、
市から配られた「ごみ収集日の一覧表」
があるからであります。
「表を見ればわかる」
と思うから、本気で覚えようとしていないのです。
(いまやっと表を見て、ペットボトルが月曜、プラスチックが金曜とわかりました)
「見ればわかると思うと覚えられない」
そんな経験は他にもないでしょうか?
・・・
試験勉強でも、マニュアルでも、
会議の議事録でもなんでも同じですが、
「あとで見ればわかる」
と思うと、脳は覚えようとしません。
長年講師の仕事をしてきてなんとなくわかっている法則は、
「ノートたくさんとる人ほど、話を覚えていない。」
ということであります。
「書いただけ満足」
なんて読んだりしています。
「あとで見ればわかる」
と思うだけでも脳は動かないのに、
書くことに集中してる時、
意識は「手」に向きますから、
なおさら耳は働かなくなります。
ですので、
私自身は、会議や研修に参加するときは、
基本的にノートは取らないようにしています。
ポイントになるワードが耳に残った時だけ
ペンを持ち、付箋やマインドマップに
さっとメモしておしまいにしています。
そのほうが、
本当に何が大事だったのか?
ノートではなく、印象として
脳に刻み込まれるからです。
よかったらやってみてください。
・・・
逆に言うと、一回聞いただけで
話をちゃんと覚えていたいと思ったら、
メモは絶対に取らず話を聴きながら
「この一瞬ですべて憶えてやろう!」
という決意が必要です。
(そこまでして覚える必要がある話があるかどうかは知りませんが(苦笑))
そして、
頭の中や口に出して内容を
反復することで圧倒的に
記憶に残りやすくなるでしょう。
つまり、
記憶力が良くないといっている人の問題の多くは、
記憶力ではなくてそれ以前の
「覚えたい!」「覚えよう!」
という意欲の問題のほうが大きいと
いつも見ていて思います。
「記憶不足より、意欲不足」
というわけです。
覚えようと思えば覚えられる力は、
だいたいみんな持っているんですね。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「意欲が高まると、記憶も高まる」
というわけです。
くり返したり、口に出したり、書き出してみる
という方法は、かなり効果的な記憶法であります。
・・・
じつは今回この記事を書くことで、
ごみの日を覚えてしまおうという根端でした(笑)。
月曜、ペットボトル。
火曜と土曜、燃えるゴミ。
水曜、古紙。
木曜と日曜、なし。
金曜、プラスチック。
・・・何も見ず、書き出すことができました。
5年目にしてようやく
ちゃんと脳に入ったようであります(笑)。
<お知らせ1>
ポイントだけ抑えるノート法を身に着けたい方は、
10月8日の小山田かおる先生の
超入門マインドマップ1日講座にお越しください。
↓
http://goo.gl/fyW7H7
<お知らせ2>
意欲を高め(それ以外のものも高めて)
2日間で圧倒的な記憶ができる体験ができる
記憶法の講座は次回10月1~2日です。
※返金保証付きですがみんな記憶ができてしまうので、
返金を求められたことはありません。
↓
http://goo.gl/U7bCqK
・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
■脳と心を鍛える無料メール講座
・ 傾聴のつぼ入門編
・ 記憶のつぼ入門編
■岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー
・ 初心者のための記憶術
・ アクティブ・ダイエット
・ アウトプット読書法
・ 夢実現講座
■著書「聴く力の強化書」 /2刷 自由国民社