一致すると道を誤る

最寄駅には「地下」と「地上」の

2つの入り口があります。

先日、打ち合わせに出かけたときのこと。

いつもは「地下」から入るのに、

なぜかその日は

「たまには地上から行ってみよう」

と思ったのです。

根拠もなく、その日の気分で通勤路を変える。

と、いうのは時々やることであります。

そして「地上」からJRの改札へ入って・・・。

・・・そこで思いました。

「今日はどこに行くんだっけ???」

「ああ…、地下鉄に乗っていつもと逆方向に行かないといけなかったんだ…。」

めったに行かない慣れない場所に行く日だったので、

気持ちも心なし「いつもと違く」なっていたのでしょう。

それで、なんとなくいつもと違う行動を

とりたくなったんだなと気が付きました。

でも、地上改札には、

地下鉄の入り口ありません(汗)。

来た道を引き返すのも損をした気分がするので、

そのままJRの改札に入り、

JRのホームを通って、地下改札を出て

地下鉄の乗り換えをしたのでした。

(定期券があるのでお金はかかりません)

・・・

自分の心に意識が向いている状態や

自分がいま感じている感覚に気付いている状態を

「一致」といいます。

傾聴では相手に何をするか以前に

この「一致」が大事です。

わたしは10年間、一致を練習をしているので、

結構、一致が得意です(笑)。

でも、一致が得意だからといって

いつでもすべてがうまくいくわけではありません。

自分の感覚に気付いてしまったがために、

失敗することもあります。

もし、これが誰かの話を聴いている場面なら、

一致しているがために、かえって

相手にどうかかわったらよいものか

困ってしまうということも起こりえます。

でも、

困ってしまうからといって一致が

「おかしいもの」

なのかというと、そうではありません。

一致は「私が私を理解し認める」こと。

たとえ、それがよからぬ結果になったとしても、

自分を理解するのに「おかしい」ことなどありえません。

「おかしい」かどうかの判断は

左脳の「常識」で行います。

一方、そのままの自分を認める感覚や

相手の気持ちを理解する感情理解は

(おそらく)右脳で行います。

よくても自分。

悪くても自分。

いいか悪いか、結論で見るのではなく、

まずそのままを判断せずに理解する。

その大切さは変わりません。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自分をそのまま認めらえると、そのままの他の人を認めやすくなる。」

自分に対するいい悪い思考を手放せば、

他の人との関係性もよくなるというわけです。

人間関係は、自分自身との関係を映しだす

ただの鏡、映写機ですね。

まず自分から。

<お知らせ>

自分を認め、他の人を認める。

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