感情に理屈をつけるだけ

小学校に登校直前の娘が言ってきた。

娘「今日、大雨らしいから、水泳休んでいい?」

私「だめ(即答)」

娘は温水プールで泳ぐのは大好きだが、

虫がいたり、冷たい学校のプールが苦手。

それを知っていたので、

どうせ休みたいだけだろうと察しすぐ断った。

・・・

だいたい、はじめから理屈がおかしい。

1.大雨ならそもそも水泳の授業はやらない。
 ↓
2.やるなら大雨は降っていない。
 ↓
3.「休んでいい」と私が先に言えば、大雨が降っても降らなくても休むことを許したことになる。
 ↓
4.娘の策略にはまる。

意識的か、無意識か知らないが、

娘は不快な感情に別の理屈をつけて

都合の良く私を説得しようと試みたわけだ。

娘を送り出したあと、

娘の様子を思い返しながら思った。

結局人は、どんなに理屈っぽく見える人でも、

感情に理屈けてるだけだなんだと確信をした。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「理屈は、感情に勝つことはできない。」

そして、

心の中で娘に対してこういった。

「お父さんは、これでも一応、心理カウンセラーなんだよ。欺くにはまだまだ青いな・・・」

・・・こう勝ち誇ってみた。

でも次の瞬間、

もう一つの重大な事実に気づいてしまった。

娘をライバル視して「意識」している時点で

すでにかなり「追いつかれて」いるのである。

そしてきっと、

まもなく追い抜かれるだろう。

そのときは、

ジタバタせずに素直に負けを

認めようと思った。

その負けたくない感情は、

「私はカウンセラーだ」

と理屈をつけてみても、

覆すことができなかった・・・。

合理的でも非合理的でも、

とにかく人は感情に理屈をつけたがるものだと悟った。

結局、最後は娘の勝ちなのである。

その日までに、

負けを喜べる大人になりたいと思った。

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子どもに欺かれそうになっている

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