平日の早朝、朝7時に遅れられない用事があり
早めの朝6時過ぎには品川駅に着いていた。
時刻は6時15分。
待ち合わせ時間まで45分ほどあるので、
時間調整のため喫茶店を探した。
7時過ぎからでないと、たいていの店がやっていない。
スマホでしばらく探して、
ようやく6時45分から開始の喫茶店を見つけた。
迷わずそこに向かうことにした。
「こんな早朝からやってなくて仕方ないよな」
と思いながら。
ところが、店前に到着してみてびっくり!
開店前の喫茶店の扉の前には、
すでに30人近く人が並んで待っていたのです。
今度は、
「そんなにみんな、喫茶店好きか???」
と驚きと疑問を思った。
品川という土地柄、並んでるのは
男性も女性もぴっちりしたスーツ姿の
ビジネスパーソンばかり。
ところが私は、
ジーパンにポロシャツ、
そして、旅行用のスーツケース。
明らかに浮いている(汗)。
別に悪いことをしているわけではないけれど、
周りから浮いてしまっていることは明らかです。
別に悪いことではないのに、
浮いてしまうことってありますよね。
たとえば・・・
・男一人で百貨店に行ったとき、目的のフロアに行くエレベーターに乗るにためには、女性が好きそうなおしゃれな雑貨フロアを通らなければならず浮いている気がする
・みんなが内心早く終わらせたい会議で熱心に発言すぎしていまい浮く
・就職試験面接でリクルートスーツ意外の派手なスーツを着て行って浮く
・脂コテコテのガテン係ラーメン屋に女性が一人いるとなぜか浮いて見えてしまう
・校長先生のカツラが微妙に浮いてずれているけれど、怖くて誰も指摘できない
個人的な話ですが、いまから17年前、
失業していた期間がありました。
働けなくなったことで、
その間中、社会から浮いてしまったように
感じていた時期があります。
その時は、昔、サラリーマンをできていた頃の、
自分を思い出すのが怖くて、
外に出るのがとてもイヤでした。
別に悪いことをしているわけでもないのに・・・。
喫茶店の間にどんな姿で並ぼうが、勝手。
頭ではわかっていても、
なんだか妙に気恥しい気持ちがぬぐい切れず、
朝から緊張して並んでいたのでした。
でも本当は、
浮くことがいけないことなのではなくて、
浮いていると気にしていることが
一番心に害なのかもしれません。
これをお読みのあなたは、
悪くないのに浮いてしまったと感じた
瞬間はありますか?
その時は、どうやってやり過ごしたのでしょうか?
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