傾聴の目的はただ聴くだけではない

オンライン傾聴体験会開催中
https://bit.ly/340LrDl

いつもありがとうございます。

エンディングノートをなくしてエンディングをむかえられそうにない、岩松正史です。

傾聴に苦手意識を持つ人には、共通点があります。
それは、

「聴くことはガマン」
「聴くことは修行」

と、思い込んでいることです。

昔の私が、まさしくその典型でした。

通っていたカウンセラー養成学校でも、
そのように習っていたので仕方ありません。

いかに余計なことを言わないか。

自分の意見を押し殺すことに、
すべてのエネルギーを費やしていました。

でも、考えてみるとおかしなことです。

そもそも話を聴くからには、
何か知りたいことがあるはずです。

ビジネスであれば、顧客のニーズを知りたいとか、
従業員が抱えている問題や希望を知りたいとか。

「何のために」

目的がわらないまま聴くことは苦痛です。

目的がないまま聴くことは、
目的地を決めないまま、航海に出発してしまった船が、
難破船になるのと同じで、
不安になり混乱するのは当然です。

ストレスものすごくかかります。

自分は何のために傾聴するのか?

目的をしっかりもっていると
どの道をたどっていけば最適な方法で
目的日到着できるのかが見えてきます。

行きたい場所がしっかり見えている旅なら安心です。

傾聴の目的とは何でしょうか?

私が使っている傾聴の講座用のテキストには
このように記してあります。

*********************

傾聴とは、相手とともに理解していくこと。

自分の思い込みのフィルター(準拠枠)をはずし、
相手に寄りそい、相手の感情、欲求、葛藤など
内面の世界観を理解しようとする。

いま相手がどのように感じているのか、
周りの世界をどのように見ているか、
相手の内側の世界観を理解しようとする。

*********************

最も大事なのは「相手とともに理解していくこと」とです。

・話し手にとにかくたくさん話させよう
・余計なことをいうのはやめよう
・反対意見をもっていても飲み込もう
・すべてに賛成して見せよう

例えばこのような姿勢をとることは、
傾聴とは一切関係ない、傾聴に対する誤解です。

そしてもう一つ大事なことは、文中に出てくる
「わかろうとする」ことです。

とくに「ろうとする」という絶え間なく
話し手につねに積極的に関心を寄せながら、
伝えたり、たずねたりして、ともに
感覚を共有できる部分を増やしていくこと。

これが傾聴の目的です。

大学でロジャーズを40年研究している
大学の教授はいいました。

コーチングや認知行動療法でいわれている
「けいちょう」と本物の「傾聴」は
まるで深さが違う、と。

傾聴の深さの違いはそもそもの
聴く目的の違いからくるのです。

深くても浅くても、
傾聴と呼ばれている物を学びたいのか?
傾聴を学びたいのか?

自分の目的をしっかりともち
聴き方を選んでいくことで
聴くことはムズカシク感じるストレスは減っていきます。

<お知らせ>
傾聴1日講座
http://bit.ly/2gDTlve

<<編集後記>>

先日、生命保険の見直しをしました。

何かあったら妻に引き継いでおかなければいけないので、
もっているエンディングノートに新しい保険の情報を
書き加えようとしたのですが・・・。

お金の事とか、わたしでなければ
処理できない家のことなど、大事なことは
ぜんぶエンディングノートに書くようにしています。

なのに、

その肝心のエンディングノートが見つかりません(汗)。

あれがないと、おちおち死ぬこともできません。

大事なことはすべてエンディングノートにメモしているので、
今度エンディングノートを見つけたら
エンディングノートのありかを
エンディングノートに書いておこうと思います(笑)

(冗談言ってないで見つけないと・・・(苦笑))

台風が近づいてきているようで東京もすでに小雨、
きょうは自宅でオンライン体験会を開催します。

今日も良い1日をお過ごし下さい!





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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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