「違い」は責めあうより分かりあう方が得

いつもありがとうございます。

9月で会社設立5年目を迎える、岩松正史です。

新卒で入った一部上場の会社を辞めたのは
組織の一歯車としていきていると
自分の人生がなくなる気がしたからでした。

そのあと、

別のIT系の会社で
プログラマーの仕事につきました。

そこは一部上場の最初の会社とは違い
歯車にさえなれずさらに大変な
状況に陥ってしまいました。

歯車のほうがマシだったと
気づいたときにはもう手遅れ。

その後、失業など紆余曲折を経験し、
昨年春に、4年前に自信が作っていた
法人に事業を一本化して
事情主になりました。

平社員から社長になったのです。

一見華々しく見えるかもしれませんが、
独立して一年目の率直な感想は、

「サラリーマンの方がよかった」

です。

サラリーマンが楽とはいいません。

20年サラリーマンをしてきたので
それはわかります。

サラリーマンには
サラリーマンの苦悩があります。

でも、

経営者が感じる苦悩とは
またまったく質が違います。

個人的にヘタレな私は、
会社と社長の文句を言いながら
働く方が好きでした(笑)

売上を立てた月もそうでない月も
それなりに安定した給料が給与もらえるなんて
どれだけ幸せなのか痛感しています。

経営者になると今日1日の売上が
立つか立たないかで明日の生活が
あるかないかが一変します。

毎日が綱渡りの感覚があります。

これだけ毎日綱渡りの練習をしていたら、
サーカスに出られそうです(苦笑)

サラリーマンの時は
怯えなくてよかったことに
怯えるようになりました。

そんな経営者と従業員の
両方の体験をもとに、
なぜ両者はすれ違うのか考えてみると
その理由が明らかに分かります。

・・・

経営者と従業員の違い。

それは、

経営者は「絶対的」な位置から考え、
従業員は「相対的」な位置から考えることです。

お金の例で考えてみると
分かりやすいでしょう。

経営者は会社に残っているか
お金の絶対的な量のことをいつも考えます。

理由は前述のとおり、
お金の絶対的な量で明日が
あるかないかが決まるからです。

一方、従業員は相対的な量で考えます。

相対的とは何か一つ基準を決めて、
それと比べて自分の置かれている
位置を考えるのです。

たとえば、こんな感じです。

・去年と比べて、給料が増えているか?
・同期と比べて、出世しているか?
・去年よりも個人の成績を上げているか?

いま実際に会社にいくらお金があるかより、
何かと比べて多いか少ないかを
基準として考えます。

なぜそうなるかというと
簡単なことで、

経営というのは全体のお金が
ショートしないことを
考えるのが最重要課題で、

従業員は、自分の給料が
増えるか減るかが最重要課題だからです。

最重要課題の違いとは、
つまり大切にしたい価値観の違いです。

価値観が違う相手に
自分の価値観を伝えて
理解を求めたとしても

パワーバランスにより
我慢せざるを得ないことはあっても、
相手の立場を心底理解し納得することなど
できるはずはありません。

このような価値観のズレというのは、
責めあうものでも、
相手に理解を求めるものでもなくて、

「ただ違う」

ことを理解するだけに
しておいた方がいいのです。

(納得できるかどうかに関係なく)
相手は自分とは違う立場であることを
お互いに知ったうえで、
交渉をしていくしかありません。

現実的に得られる
結果(事実)は1つになりますが、
事実が一つだからと言って

相手の立場や価値観(人格)まで
否定する必要はありませn。

相手の立場が分かっても、
譲れないものもあります。

そのことと、

相手が価値観が違うことを
責めることとは全く別のことです。

「私は困る」は伝えるに値しますが、
「だからあなたは変わるべきだ」はちょっと違います。

罪を憎んで人を憎まずといいます。

人と人の価値観が違うのは当然なのに、
価値観の違いそのものを責め、
変えようとすると関係はこじれます。

価値観を否定されると
人間性を否定されたと感じ
人は傷つきます。

そうすると感情的にもめてきます。

それはだれも望まないことのはずです。

価値観の違いは責め、
変えさせようとしても無駄です。

人と自分は違うということを
分かるところから始めるのが得策です。

違いを認めたうえで交渉しましょう。

・・・

さて今日は、お小遣いを値上げして欲しいと、
私とは違う価値観を持つ娘の話をよく聞いて
交渉しましょうか(笑)

人を責めても何もよくなりませんね。

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<<編集後記>>

きのうは人生最高の記念日でした。

小2の息子がついに自転車に
乗れるようになったのです!

箸の持ち方と、自転車、それと平泳ぎ、
この3つが出来るようになれば、
私の子育てはお役御免であります(笑)

とりあえず今年の目標は
箸の持ち方と自転車。

今年の残りの5ヶ月で
箸の持ち方をちゃんとするのが目標です。

とにかく自転車というのは
一度乗れるようになれば
一生もののスキルですから
嬉しくて仕方ありません。

今日は息子の習い事の
送迎メインの一日です。

今日もいい一日をお過ごしください!



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