事実にこだわると気持ちが聴けない

いつもありがとうございます。

年数回、急にビーフシチューが食べたくなる、岩松正史です。

息子(小2)が書斎にやってきた。

彼はいつもヒマになると私の部屋に来て
スマホでポケモンGOをやりたがる。

私に会いに来たのではなく
ポケモンに会いに来ているのだ。

しばらくして彼はゲームにも飽きたようで
ベッドからとびおりて書斎机に向かって
パソコンのキーボードを打っている私のヒザの上にのってきた。

(ひとなつっこくてかわいい)

そしてこう言った。

・息子「最近ねぇ、学校でねぇ、プロムラギングやってるよ!」
・私「プロムラギング???」
・息子「そう。プ・ロ・ム・ラ・ギ・ン・グ」

(ゆっくり言われても分からない)

そこで、

・私「プロムラギングで何するの?」

と訊いてみた。

息子「えっとねぇ、最新のねぇ、お父さんが今やってるみたいなねぇ、パソコンのねぇ、そのカシャカシャカシャカシャカシャ(キーボード)ってやるとぉ、画面にねぇ、ポーンではねたりするの」

言いたいことがわかった。

(プログラミングのことね)

わかった瞬間、先生のことを少し呪った。

なぜプログラミングと「ing」の進行形で
わざわざ伝えたのだろう???

だから子どもは口が回らない。

「プログラムをする」といえば
言い間違いしないだろうに。

それはともかく、

息子がいうプロムラギングは、
プログラミングだと理解した。

・・・

「事実」を正しく理解することは大切だ。

でも、この会話の中で私が息子に対して
「プロムラギング」を「プログラミング」
に訂正するよう教育することに果たして意味があるだろうか?

ない。

息子はプロムラギングという言葉の
正確さを私に伝えたかったのではない。

プロムラギングを通して、
楽しかった気持ちを伝えようとしただけなのだ。

ならば、

言葉の正確さにこだわるより、
気持ちを正確に理解するのが本当の親切だろう。

私は「プロムラギング」のまま話を聴き、
パソコンを操作すると画面上に思い通りに
動く物体が出てくる楽しさをそのまま理解した。

プロムラギングに違和感を覚え、
プログラミングに修正したい
気持ちになっているならそれはこちらの欲。

息子はプロムラギングに違和感がない。

自分の違和感を解消するために、
相手の素直な気持ちを邪魔したらもったいない。

このようにして人と向き合う時はいつも、

「相手を理解したいのか?それとも自分を理解させたいのか?(納得させてほしいのか?)」

本性が試される。

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<<編集後記>>

きょうは14回目の娘の誕生日です。

なぜか娘の誕生日は毎回、
生まれた日と同じように晴れまして。

「娘が生まれた日も、こんな天気だったなぁ」

と感傷にふけりやすいのであります。

当の本人は誕生日に特に思い入れはないようで、
プレゼントを買ってもらえる時
くらいにしか思っていないようです。

親の心子知らず。

そして、

子の心親知らずであります。

今日は息子の習いごとの送迎メインです。

特別な日もいつもと変わらず過ごせることが
幸せなのかもしれません。

今日もいい一日をお過ごしください!

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