メモをとるより耳を向ける

<出版記念講演会in大阪>
2月29日(土)14時(梅田)
http://bit.ly/2PtCsEB

いつもありがとうございます。

メガネを4つ持っている、岩松正史です。

メモを否定するわけではないですが
傾聴で聴くとき、つまり相手の想いを
知ろうとするときにメモをとってはいけません。

なぜなら、

「傾聴する」とは状況的事実を理解することではなく、
そのことについてどう思っているか?
どう感じているかという心情的な事実を理解することです。

そのためには、

なぜその話を今そのような表情、態度、気持ち、仕草・・・
そういう「心のわけ」の理解をするわけで、
いま目の前で起きている人に全神経を傾けなければできません。

メモをとるとそれができなくなります。

自分は何をするためにここにいるのか?
事実関係を理解するためにいるのか?
相手の言わんとする気持ちを理解するためにいるのか?

いまここに自分がいる目的を定めないと
しっかり聴くこともできないのです。

いまやるべきことは何なのか
明確に目的をもって聴きましょう。

メモは事実を書き留めるには役立ちます。

しかし目の前の人の気持ちを理解するためには役に立ちません。

「メモを見たら思い出すことができるではないか!」
という人がいますがそれも間違いです。

「メモを見たら思い出す」というとあたかも
いったん自分の中に記憶されたように聞こえます。

でも実際には一度も脳に記憶されません。

メモを見れば答えが書いてあるので答えを見ると
あーそうだったと「思い出した気」になるだけです。

メモを見たら思い出せると言う人は
メモを見ないと思い出せない人でもあります。

つまりそもそもしっかり記憶されていないのです。

メモを取ることで相手の気持ちもわからないし
事実の記憶もちゃんとされない。

ではメモを取る意味とは何でしょうか?

「あとから見れば事実がわかる」という
精神的安定の要素が90%です。

メモをとらなくても事実も気持ちも理解できる人は
メモをとっても大丈夫です。

もしどうしてもメモを使いたいなら、
実用的なメモの上手なとり方は話を聴きながら書くのではなく、
聴き終わった後に覚えていることをアウトプットするのがおススメです。

そうすることでアウトプットした分だけ
記憶への定着率が高まります。

まず聴く目的を自分の中でしっかり決めてください。

そして目的が傾聴(目の前の人の気持ちの理解)なら
手を止めてメモを取るのをやめましょう。

聴きながら書くというのは
気持の理解もできないし事実の記憶もできません。

それでは相手の気持ちをわかったとも言わないし、
事実関係をわかっているとも言いません。

メモをとらないで聴き切る練習をしましょう。

メモではなく目の前の相手への集中することで、
気持の理解が深まります。

よかったらやってみてください。

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<<編集後記>>

先日メガネを買いました。

顔は1つしかないのでメガネも1本あれば
十分なはずなのですが・・・。

昨年秋に買ったばかりなので
半年で2個目であります。

理由は前回のメガネは耳にあたる部分が細すぎて
耳に当たると痛くなってしまったのです。

レンズに問題がないだけにもったいない気もしますが
毎日使うものなのでストレスは
少ないほうがいいですね。

今回はフレームレスにしました。

以前観てもらった骨格診断では
私は「ストレートタイプ」だそうで。

そのタイプの人はあまり
メガネのフレームは太くないほうがいいそうです。

前回の眼鏡もそのことがあったので
フレームが細いものを選んだのが
かえってあだになってしまいました(汗)。

なので今回は耳にあたる部分はそこそこ太さがある
フレームレスにしました。

安くない買い物なのでこれで
終りにしたいものであります。

今日もいい一日をお過ごし下さい!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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