課題の出し方「1つに絞る」

>迷えるカウンセラー救済メーメープロジェクト!
「問題解決につなげる傾聴セミナー」
4月18日東京(茅場町)
http://bit.ly/37lRens

いつもありがとうございます。

なんでもそこそこできる、岩松正史です。

20代の頃は何でもできる人こそ
仕事ができる男だという妄想を抱いていました。

たくさんの仕事を同時に
抱えている自分が好きでした。

あれもこれもやっていると
なんとなく仕事をしている気がして
ワクワクし自分がイケてると思っていました。

何を楽しみにするかは
その人の自由でいいわけです。

でも

人間の脳の仕組みからすると
いろいろなことを同時にやる
マルチタスクは脳はとても苦手です。

1つのことに集中した場合と
複数のことを同時にやろうとした場合では
パフォーマンスが40%落ちる
という研究結果もあります

楽しいことと効率がよいということは
別のことのようです。

・・・

講座の講師をやるときも
マルチタスクにならないように伝えないと
受講者のパフォーマンスが落ちます。

講座の進行中であれば
1つの動作が終わるまで
次の指示は出さない
一指示一行動を徹底します。

宿題や課題も1つに
絞れるように伝えます。

例えば、

傾聴の「あいづち」の練習と
ひとことでいっても

・共感を伝えるあいづち
・踊るようにペースをあわせるあいづち
・自分自身が緊張しないように保つあいづち

の3種類があります。

その時、同じあいづちだからといって
受講者さんに

「共感を伝えながら、踊って、自分も緊張しないように気をつけてあいづちを入れましょう」

などと伝えたら脳は大混乱です。

1つのことに慣れるまでは
どれか1つに絞って練習しないといけません。

マルチタスクをさけるポイントは2つあります。

1つめは、
「何をするか1つに絞って伝える」
ことです。

欲張っていろいろ伝えれば伝えるほど
成果は乏しくなります。

2つ目のポイントは、
「何をしなくていいか、何が気にしなくていいことも明確に伝える」
ことです。

たとえば、

さきほどのあいづちの例だと
共感を示すあいづちの練習をするのであれば

「踊れなくても、自分が緊張しても、会話の内容が記憶に残らなくても構わない」

と伝えることで集中しやすくなります。

集中すべきこと以外のことを
しっかり排除しておかないと、
基本的に人間は私のようによくばりなので、
集中すべきこと以外の事まで勝手に反省しはじめます。

もともとマルチタスクは無理なのに
反省などいくらしても成長はできません。

1つのことが完了するまで
次のことは伝えないことが大切です。

まとめると、

・1指示1行動を徹底する
・いまやるべきことと、今やらなくていいことの両方を明確に伝える

講師、先生、上司、親など
伝える立場の人はやってみてください。

伝わり方が変わります。

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<<編集後記>>

最近動画撮影にはまっておりまして。

スマホで10分以内の短めの動画を撮影し
タイトルをつけてYoutubeに
アップするまで30分以内くらいで
できるようになりました。

スマホ以外にもパソコンで撮影して
加工する方法も最近身に着けたので
2年前まであんなに苦手で
ハードルがベルリンの壁よりも
はるかに高かった動画撮影が
かなり身近なものになりました。

上手な人はたくさんいて
上には上がいますが
出来ることを無理せずつづけているれば
自分に必要なことはできるようになりますね。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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