いつもありがとうございます。
なぜかジーパンが2着行方不明な、岩松正史です。
以前のBLOGで聴けない人のタイプが11種類あるとご紹介しました。
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Ⅰ.自覚ない群
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1.勘違い型
2.ロボット型
3.カタルシス至上主義型
4.分かったつもり型
5.会話泥棒型
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Ⅱ.自覚ある
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6.沈黙型
7.沈黙恐怖型
8.身近な人は苦手型
9.発展途上型
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Ⅲ.気にしない
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10.無関心型
11.初めから聴く気がない型
今回はその中の一番「2.ロボット型」の解説です。
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◆傾聴ロボット1号発見!「ミセス要約」
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カウンセラー向けの勉強会に
受講者として参加した時のことです。
講座が終わりに近づいた頃、
ファシリテーターの先生から
全員一つの輪になって椅子に座るように
指示がありました。
その場には20名ほどがいました。
先生も輪に入り自分の
右手側にいる人から順番に
今日一日講座に参加した感想を
一人1分ずつ話していくようにといわれました。
そして先生は一人話し終えるごとに
「あなたは●●を●●と感じている」
と要約をし始めたのです。
その場にいた全員分の要約を
あまりに的確に行う様はまさに圧巻。
おもわず心の中で
「ミセス要約だ!」という
言葉が思い浮かびました。
印象深い経験でした。
あの先生くらい的確に
主訴が捉えられたらきっと
素晴らしいカウンセラーにるだろと
感動して帰りました。
それからときどきその日のことを
思い出すようになったのです。
しかしそれは感動した
よい思い出ではなくにか
違和感を感じることして・・・。
なぜ『ミセス傾聴』ではなく
『ミセス要約』なんだろう???
この疑問に何度もぶち当たりました。
でも何度思い返してみても
あの場面は「ミセス要約」なのです。
それから3年くらいたって
ようやく一つの結論にたどり着きました。
「あれは傾聴ではなくただの要約だっただけ」
的を射た要約だけれども、
まったく気持ちに寄りそった
感じがありませんでした。
淡々とこなしていく
風貌はまさにロボット。
その後も何度か似た人に出会う機会があり、
いつしか無感情にくり返し、要約をする
人のことを「傾聴ロボット」と
呼ぶようになりました。
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◆ロボット型の特徴
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学習経験者に多い。
・マニュアル的な知識と技術を持っている。それを正確にやることが傾聴であると信じている。
・相手との関係性がどうかよりマニュアル通りに対応できているかが気になる。
・相手が自分の目の前で喜んでくれたかどうかなど表面的な結果からいい聴き方か悪い聴き方の判断しようとする。
・機械的で無機質なくり返しであっても、習ったとおりにできれいれば聴けていると思う。
・くり返しや要約をマニュアルどおりする様子は「お上手」という言葉がぴったり。
●このタイプの心の口癖
「いまの応答は正しかったかな?」
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<<編集後記>>
3月からオンラインで受講できる
傾聴学習の2クラス新設しました。
きのうが2クラス目の初日でした。
3年位前のブログを見ると
本当に昔は動画とかオンライン
というのが苦手手で拒絶反応がありました。
でもそれでは
これからの時代いけないと思い2年前から
「動画を克服する!」という目標を立てて
何度か挫折しながらもコツコツやってきた結果。
最近ではキーボードで文字を書くより
動画を撮る方が楽に感じるくらいまでなりました。
楽になった私の努力もありますが
その何倍か技術革新がすすんで
より使いやすいソフトや機械が
増えて来てくれたおかげが大きいです。
でも新しい技術の助けを借りてでも
出来ないよりは出来た方がましだなと思います。
人は1人では生きられない。
いや・・・はじめから1人では
生きていないのですから
おおいに助けてもらいながら
活用させていただこうと思います。
今日から3日間の傾聴サポータ養成講座
はりきってまいりましょう。
今日もいい一日をお過ごしください!
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