傾聴の体験会
https://bit.ly/340LrDl
いつもありがとうございます。
貝の寿司が好きな、岩松正史です。
・1900年前半から中盤まで活躍した心理学者、フロイトの弟子(だった)のユングは悩める40代の季節を「人生の午後」とよびました。
・私(岩松)はいま47歳です。
・なので私はいまユングがいった人生の午後のど真ん中にいます
このように聞けばおそらく私と同じ45歳前後の人は
「私も今人生の午後にいるんだな」
とわかってくれるでしょう。
・・・でも
本当にそれは正しいのでしょうか???
「ユングが40代の季節を人生の午後と呼んだ」
これは事実です。
そして
「私(岩松)が今47歳」
これも事実です。
でもだからといって
「岩松がいま人生の午後にいるかどうか」
これはかなりあやしいです。
なぜなら、
ユングが活躍したおよそ100年前、
1900年代の平均寿命は
日本も世界も45歳前後でした。
当時の人からすれば40代は
かなり人生の終盤なのです。
いまの日本の平均寿命は85歳。
もしユングが人生の終盤を人生の午後と呼んだなら
それをいまの日本におきかえるなら
人生の午後は「80代」というになります。
約2倍も違いますね(汗)。
45歳が平均寿命の国(時代)と80歳の国。
この2つを同じ基準で比べても
ユングが本当にいわんとする
人生の午後はわかるはずがありません。
少なくともいまの日本に住む40代が感じる感覚と
当時の40代が同じではないことは容易に想像できます。
なにがいいたいかといいますと、
・ユングが40代の季節を人生の午後で呼んだ
・岩松はいま47際
この2つの事実が正しくても最後の結論
(だから岩松はいま人生の午後にいる)は
どの物差しを基準とするかにより
必ずしも正しくないのです。
どのものさしで計るかにより
事実に対する認識(とらえかた)が
まったく違ってきます。
この例の「平均寿命」というモノサシこそ、
傾聴でいうその人の価値観、つまり
「準拠枠(心のフィルター、心の色眼鏡)」
です。
傾聴苦手な人に限って事実をたくさん
聞きたがる傾向があります。
そして
先程の例のようにいくら事実をたくさん聞いても
自分のものさしで聞いていたら
まったく的外れな理解しかできないのです。
傾聴するということは
事実を聞いているのではなく、
「話し手がつかっているものさしはなにか?」
それを理解しようとして聴くことです。
私は、本気で人の話を聴くときいつも
「相手のものさしを知りたい!」
ただその一点に集中して聴いています。
そしてものさしの違いを理解しあうための行為と結果を
「わかりあう」とよんでいます。
傾聴とはその人のものさしを知ろうとすることだ
と思って聴くと上手に傾聴できるようになるはずです。
さらに、
人間の脳は自分との共通点と相違点を
比較して理解するのが得意です。
まず自分の中にあるものさしがわかっていなければ
他人の物差しと比較することすらできません。
傾聴を上手にしたいなら
自分のものさしにいつも興味をもちましょう。
つまり、自己理解を深めましょう。
そうすれば他者への理解もより深まります。
いかがでしょうかいまこの話をあなたは
どんなものさしをつかって受けとめていますか?
<お知らせ>
傾聴1日講座
https://bit.ly/3pC7ER0
<<編集後記>>
きのは久しぶりにしょうの息子と
回転寿司食べに行きました。
かき、ほたて、つぶ貝、赤貝・・・
魚も好きですが貝が好きです。
きのうは「たいら貝」という
ちょっと珍しい貝を食べていたら脳裏になぜか、
むかし見たSMAPの中居君と仲間由紀恵さんが主演の
「私は貝になりたい」という戦争映画の
ワンシーンが思い浮かんできたのでした。
私は貝になるより、貝は食べたい方であります(笑)
東京地方は今日も快晴。
もう冬はどこかに行ってしまったかのような陽気です。
今日もいい一日をお過ごしください!
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