麦とろはどこへ行った?

夏休み、息子が遅めに起きてきた。

朝食を食べたいというので、たまには
夏休みスペシャル!

自宅近くの牛丼屋にモーニングを
食べに行くことにした。

店に入ると大きく
季節限定商品のポスターが貼られている。

「麦とろ牛皿御膳」

その垂れ幕を見て、
最近、だいぶ文字が読めるようになった
息子が大きな声で読んだ。

「オ・オ・ト・ロ!」

・・・育ちがいい息子にとって
「とろ」といえば「大トロ」しか知らない。(笑)

父(私)は、
「これは麦トロなんだよ・・・」
と、なだめるように訂正した。

・・・

最近この牛丼屋では、なぜか
ソフトドリンクバーを始めた。

息子にそれを注文してやると、息子が、
ドリンクサーバーのカルピスのところを指さしてこういった。

「カルピスは発酵食品なんだよぉ!」

えらいムズカシイ言葉を知っているなと
感心して質問してみた。

父「どこでカルピスが発酵食品だと知ったの???」

息子「テレビでいってた!」

父「(・・・などほど)。ところで、発酵食品て何?」

息子「しらなぁ~い」

父「(だろうね(汗))。発酵食品は、おなかを元気にしてくれる小さい生き物がたくさん入っていて体にいいってことだよ。」

息子「そうなんだぁ。」

・・・

息子の言動から3つの傾聴の学びを得ることができる。

【学び1】
いくら「トロ」という言葉を知っていても、自分の狭い知識と準拠枠で分析して前後を当てようとしてもハズレる。

【学び2】
内容は分からなくても、印象的な相手が使った言葉をそのまま繰り返すと、とりあえず意味は相手にちゃんと伝わる。

【学び3】
相手が使った言葉をそのまま繰り返すことで、お互いに「理解できていること」と「理解できていないこと」が明らかになり、そこからコミュニケーションによる相互理解が生まれる

言葉には意味がある、
言葉には心が表れている。

自分の準拠枠で解釈した言葉でやり取りするより、
相手が使った使った言葉を、とりあえずそのまま
繰り返してみる方が、圧倒的に本当のことがよくわかる。

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自分のことを分かりながら、
相手のことも分かっていく聴き方。

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