会話の中でその人にとっての意味や価値を表すものはすべて気持ちのキーワードになりえるからです。
これ完全に断定はしにくいのですが、なにもないと困るので一応の目安になりそうなものをまとめてみました。
感情を理屈でまとめたものなので細かく理屈で突っ込まれると困ります。
単語として頭で覚えても意味はありません。
参考までにご覧ください。
1.感情を直接表す形容詞(うれしい、たのしい、悲しい、さみしいなど)
2.意味や価値を表す言葉(副詞などにもある)
「つい」
偶然を強調。言い訳したくなる気持ち
「夜10時過ぎても、つい食べちゃう」
「いつも」
頻繁である程度を伝えたい気持ち(実際はどの程度かわからない)
「いつも私をバカにするんです。」
「やっと」
今まで願っていた、あるいはそれが叶った思い。
「やっと出来ました。」
「きっと」「たぶん」「かも」「だろう」
推測して理解せざるを得ない気持ち
「きっとそう思っているに違いない!」
「きっとそう思っているに違いない!」
「たぶん、そう思うだろう」
「Aかもしれない。でもBかもしれない」
「やっぱり」
うすうす気づいていたことが確信に変わったホットな気持ち
「やっぱり浮気していたんだな」
「ちょっと」
大したことではないと思いたい(思ってほしい)気持ち
「ちょっと気になる」
「ぜんぜん」
気持ちに会わないことを明確に伝えたい気持ち
「ぜんぜん違います。」
「ふつう」「みんな」
自分の正当性を主張したい思い
「普通それくらいわかるでしょ」
「みんながそう言っているよ」
「~たり」
程度の多さを伝えたい気持ち。
「あれをやったり、これをやったりしたんです。でもダメだったんです」
「けど」「だけど」「でも」
頭で分かっていても実行できない気持ち
「やればいいのはわかっているんだけど」
3.独特な言い回し
「私の人生は”波乱万丈”な人生でした」
「私は娘を”塾というところ”に行かせております」
「あの人と話していると”宇宙人”と話しているみたいだ」
4.事柄の中にもある
例)タイミングや期間、時間
「昨日、離婚しました」
「10年前離婚しました」
その他にも状況により気持ちのワードになったりならなかったりするものがありますが、その人にとっての意味や価値を表す言葉が感情のキーワードとなります。
形容詞だけが気持ちだと思って聴いていると、話し手の心の中のちいさなささくれやなど感情が込められている表現を聴き逃します。
聴きとりの練習には逐語(音声の文字お越し)を何回もくり返してみるのもよいでしょう。
※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。
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