覚えられる脳の使い方とは?

きのう開催した記憶術のフォロー講座では

はじめて韓国語の文字「ハングル」を覚える

というのをみなさんとやりました。

いやぁ、なんとも面白かったですね!

わたし自身はたまたま15年ほど前に

趣味で独学で覚えたので読めるんですね。

そんなわけで記憶の方法を使ったわけでもなく

ただ趣味として日々楽しみながらできる範囲の単語を

書いてみたり読んしているうちに自然とに覚えたものなので

それをどのように他の人ができるようにお伝えすればよいか?

けっこう悩みました。

結果的にみなさん出来てよかったです。

・・・

自分が当たり前にできることを

他の人にお伝えするというのは

意外と難しいですよね。

今回、やってみていろいろな発見がありました。

例えば、

講座の内容を作っているときには

わからなかったことですが、

実際やってみたら

ハングルの母音より子音のほうが

圧倒的にみなさん早く覚えられるとか。

なぜそうなったのかよくわかりませんが、

今後、原因を研究して次の機会に役立てたいものです。

やってみて最終的にわかったこと、

それは、

「脳には理解しやすい順番がある」

ということでした。

その順番通りに進めれば、

かなり早く覚えるられることが分かりました。

その順番とは・・・

★1.覚えなければいけない全体の範囲(数、時間)を具体的に把握する。

ハングルの場合

母音「アイウエオウエオヤユヨヨ、イェ、イェ」の14個

子音「カナダラマパサ、チャ、ハ」の9個

が読めるようになれば基本的なものはOK。

また「1時間でやる」と決めていることで、

脳はその時間内で覚えようとフル稼働してくれます。

数や時間を理解してから覚えようとすることで

脳は初めて動き出します。

★2.パッと見て分かるものはそれでおしまい

たとえば、

ハングルの「ㅣ」の字は「イ」と読むのですが、

これは英語のアイ「I」からも

数字の「1」からでもたやすく連想できます。

パッと見てわかるものはもう記憶法で覚えようとしたり

復習したりせずそのまま放置してOKです。

放っておいても忘れることはありません。

★3.理屈(法則性)で理解する

ハングルの母音の形にはある一定の法則性があります。

まず「規則性」があるものと

「例外」に分けてから覚え始めます。

理屈さえわかれば一発で理解できるものは法則で理解します。

例外は「この2つは例外だな」思えば脳に入ります。

この時も数の確認が大切です。

★4.覚えにくいもは記憶法も使う

すべてを記憶法で覚える必要はありません。

覚えにくいところだけ記憶法を使います。

また「記憶法」というといかがわしい

印象があるかもしれませんが

記憶法=ただの記憶を呼び起こす

きっかけとなる「フック」のことです。

記憶のフックには「~法」と呼ばれるものから、

語呂合わせや、音、イメージなどいろいろあります。

その時使いやすいものを選んで、

組み合わせて使います。

★5.最後は目をつぶってアウトプットして確認する

ハングルの場合、

目をつぶりながらその文字の形を想像して、

空書して書ける(アウトプット)ことを確認します。

一定の範囲を覚え終わったら、

アウトプットできるか確認します。

覚えたはずのものをアウトプットする

という作業がなければ脳にはちゃんと入りません。

書くのであれば、覚えるために何回も書くのはNG。

そうではなくて、

覚えたものを確認のために書き出すのがいいです。

<ポイント>

「すべてを分ける」

ことです。

正しい覚え方より、覚えやすい覚え方で脳に入れてしまいましょう。

たとえば本来、

韓国語を型どおり学ぶのであれば、

母音は「アヤオヨオヨウイ」という順番があります。

でも「読むこと」が目的なら、

文法的な正しい順番は関係ありません。

なので前述のとおり

日本人になじみのあり

しかもハングルの規則性もわかりやすい

「アイウエオ」から先に脳に入れてしまい、

そこから発展させたほうが楽なら、

楽なところからまず脳に入れてしまいましょう。

そしてもし必要があれば、

あとから正しい形に修正してあげればいいです。

「楽→正しい」へ。

一気にすべてを覚えようとせず、

覚え方も分解してあげた方が脳は楽に感じます。

覚える範囲、規則性と例外、

すぐ覚えられるものとそうでないものなど

すべては分けることで脳が動きます。

私はこの方法を使って本格的な資格試験を

受けたわけでもありませんが

自身の体験と脳の仕組みからいえば、

このような方法が効率的なはずです。

脳にストレスなく分けて進める方法が分かれば

勉強だけでなく仕事の進め方も

習い事も全部同じですね。

よかったら試してみてください。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「やみくもにただ頑張ろうとして、イヤになっていないか?」

脳みその特徴を生かしさえすれば

特別なスキルなどなくてもある程度効率よく

物事を進められるのは当然です。

世の中には知っていても実際に行うのはとても難しい、

というものもありますが

意外とただ知らないだけで、

別に難しくはないということもあるはずです。

「難しいのか?」

「ただ知らないだけなのか?」

そこもちゃんと自分の中で「分けて」あげましょう。

社会では「自分で考えろ!」とよく言いますが、

知らないことを一人でいくら考えても、

永遠にわかるはずがないのですから。

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