真面目な人ほど傾聴が苦手になる理由

いつもありがとうございます。

名古屋では観光よりも、

食い倒れを満喫したい、岩松正史です。

“真面目に聴けば、傾聴というわけではない”

傾聴講座に来る人は、

真面目な人が多い。

不真面目な人は、

ちゃんと聴こうなんてそもそも思わないから

傾聴の講座には来ない。

でも、

残念ながら

真面目な人ほど、

聴くのが苦手だったりする。

・・・

真面目な人は、真面目だから

(当たり前ですが)

話を聴くとき。

真面目で誠実な姿勢で聴こうとする。

すると、人は緊張する。

適度に緊張感を持つことは大切。

でも、真面目な人は、

「ちゃんと聴けているだろうか?」

「失礼になっていないだろうか?」

「受け止められているだろうか?」

「今の自分は、相手からどう見えているのだろうか?」

考えすぎて硬くなる。

残念だけれど

いくらマジメで誠実でも、

硬くて、上手に聴けることはない。

真面目で誠実であることと、

ちゃんと相手のそばに寄り添って

聴けているかは無関係。

結果、

相手の気持ちがわからず、

寄り添って聴けないまま

真面目で誠実な姿勢だけを

相手に伝えて、聴く時間が終わる。

「お互い、気持ちを分ちあえたね」

ではなくて、

「一生懸命、真面目に聴いて差しあげました」

だけ渡して終わる。

真面目に聴いても、傾聴にはならない。

・・・

気持ちを聴くとは、

一般的な表現をするなら

「寄り添う」

こと。

寄り添うとは体だけでなく、

「心理的にいつもそばにいる」

こと。

いつもそばにいるとは、

相手の感情の起伏にあわせて

「感情が一緒に揺れ動く」

こと。

真面目な人は、

感情が揺れ動きにくかったりする。

いつも一定でいようと試みる。

揺れ動くこと、揺れ動かされることを

恐れていては寄り添うことはできない。

相手の揺れ動く(揺れ動かずにいる)感情の

位置、強さ、テンポー・・・。

そういうものに常に意識を集中し、

相手が発する言葉と、

その言葉を発する(発せられない)ときの、

感情の起伏にあわせようとする。

本当に聴きたいなら、

真面目さを売りにするよりも、

聴き手である自分の感情を

揺れ動かせる自分であることが大事。

気持ちを一緒に揺れ動かして(止まって)くれない

傾聴ほど、退屈なものはない。

本当に傾聴したいなら、

揺れ動く練習をしよう。

そのためには、日ごろから

自分の中で湧き上がる感情を、

自由自在に表現するクセをつけておくのがいい。

・真面目な人ほど傾聴をしようと考える

・でも、まじめに聴くと傾聴できない

この2つの矛盾が、なかなか世の中に

聴き上手が増えない、

大きな一つの原因になっている気がする。

もっと自分の心を自由にしよう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「真面目さよりも、自由自在に踊る」

相手の感情を理解しようとするのが

傾聴なのだから、

聴き手の感情の豊かさ、

柔軟性が問われるのは当然ですね。

あなたは、感情豊かですか?

私も苦手で練習してきたクチです。

相手に何をするかよりも、

自分を広げる練習をするのが近道です。

よかったら、やってみてください。

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自分の中にある心のフィルターに気づき、

感情の育て方も学ぶ傾聴1日講座®は、

以下の日程で、日本各地で開催されます。

(その他多数、日程あり)

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