凡人という才能

いつもありがとうございます。

体の30%がラーメンで出来ている、岩松正史です。

“できない他人を責める人は、できない自分を責めているとしかいえない”

最近、ある受講者さんが話していたのは

「頭がよすぎる上司は、本当に困る」

という話です。

その話を聴いて、なるほどと。

頭がいいから出世して

上司になったのでしょうが、

頭が良すぎるとかえって部下への

指示・指導がものすごく下手という話でした。

(もちろん、頭のいい上司全員に当てはまるわけではないという前置きつきの話ではありますが)

・・・

頭が良すぎる上司は

「できない人の気持ちがわからない」。

そして、

「なんでそんなこともわからないの?」

とよく言うのだそうで。

(言っている人いませんか???)

それを聞いて思いました。

「できない人の気持ちがわからない上司」

というのは

「部下に何が見えていないか、わからない人」

なんだろうなと。

・・・

伝えるのが上手でない人というのは

自分の頭の中で見えている世界を

一生懸命伝えているだけ。

伝えるのが上手な人というのは

相手が見えていない世界を、理解しようとする人

だと思うのです。

自分が知っていること、

見えていることを言うだけなら簡単です。

本当に相手に理解させたいなら、

「相手が見えていないものが何か?」

まず理解して、その欠落しているピースを

見えるように伝えるのが

本当の意味で伝えることではないでしょう。

相手は自分と同じ経験がないから、

イメージするのに使える材料からして違うんですよね。

相手が持っている材料の中から伝えないと、

見えるようになるわけはありません。

その時必要な能力は何か?

人に何かを伝えるだけなら

豊富な経験や知識だけあればいいわけです。

でも、

「見えていないものを理解するため」

には、相手を知るために

やり取りする行為が必要でしょう。

つまり、

それがいわゆるコミュニケーションスキルですね。

当然世の中には、頭が良すぎても、

コミュニケーションスキルは

高くないという人は存在するわけです。

(個人的には、頭が良すぎる方の人になってみたい気もしますが(笑))

私たちはどうしても、

学歴、知識、頭の回転の速さ、

個人的な実績など見えやすいものに目が向きがちです。

でも、ビジネスでも、

人に上手に伝える能力(相手を知る能力)も

それと同じくらい大切だと思うのですが、

どうやって可視化できるのかな?

と思いながら、その人の話を聴いていました。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「できない上司は自分が見えている世界をただ伝え。できる上司は、相手が見えていない世界をわかろうとする」

「部下の気持ちが理解できていない」という

事実が理解できていない上司ほど

部下が自分が見えている世界を理解しないことを責める・・・。

笑い話のようですが、

やはり人間関係は、

自分との関係が映し出されているだけの

ただの鏡であります。

何が頭の良さなのか?

考え始めるときりがなくて面白いです(笑)。

私は凡人だからこそ、

相手にも自分同様、

見えていない世界があることが

よくわかります。

凡人でよかった!?(笑)

凡人という才能もつかいようです。

<お知らせ>

ただ不満を言いたいだけでなく、

本当に伝えたいなら

相手が見えていない世界を知りに行く

傾聴の聴き方がおススメです。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

 

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