いつもありがとうございます。
名古屋で行きやすいスーパー銭湯を探している、岩松正史です。
最寄り駅に隣接するマクドナルドで
仕事をした帰り道のこと。
道肩にカバンをかけ、
仕事で使い終わった袋を左手に持ち、
右手にスマホを持って歩いていた
しばらく歩いたとき
「何か足りない」
違和感を感じて立ち止まった。
歩道の真ん中で、今日一日の行動を
頭の中で逆再生でたどってみた。
すると、
日中に、明日出張に行ったとき
知人にわたそうと思って東京駅の
お土産やさんで買ったはずの
「菓子折り」が入った紙袋が
ないことに気が付いた。
「どこに置き忘れたんだろう???」
マクドナルドで足元の荷物置き場に
置いたのを忘れてきたことを思い出し、
その場で電話した。
まだ10分くらいしかたっていなかったので、
幸いにも、菓子折りは
そのままマクドナルドにあった。
私は、来た道を引き返し、
無事、菓子折りを回収した。
・・・
翌日、出張先の名古屋に行った。
左手でキャリーケースを引っ張り、
肩にはカバン、
右手にスマホを持って歩いていた。
まだチェックイン可能な時間には、
だいぶ早かった。
なので、ホテルに大きな荷物だけ預けて、
知人に会いに行くことにした。
荷物の預け番号の書かれた
紙を受け取って、ホテルをあとにした。
知人との待ち合わせ時間まで
まだ1時間半もある。
途中の喫茶店に入り、ひと仕事していた。
時間が近づいたので
喫茶店から出ようとした瞬間、
「何か足りない」
違和感を感じた。
ここまでの行動を、
頭の中で逆再生でたどってみた。
すると、また、
知人にわたそうと思って東京駅の
お土産屋さんで買ったはずの、あの
「菓子折り」が入った紙袋が
ないことに気が付いた。
気の毒に菓子折りは、
2度も私に忘れてしまった。
ホテルのカウンターで記入した際、
右下にあった荷物置き場に
置いたのを忘れてきたことに気づき、
その場で電話した。
菓子折りは、やはり、
ホテルに置き忘れてあった。
幸いホテルにほど近い喫茶店にいた。
数分歩いて、菓子折りを回収した。
・・・
私は記憶術の講師をしている。
でもこんな風にして、
今も昔も変わらず忘れ物をよくする。
だからといって、
自分の記憶力が悪いなどと思ったことはない。
忘れ物をしても、私は記憶力が
いいままだと信じている。
なぜなら、忘れ物をするのは
記憶力が悪いからではなく
むしろ
「脳が正常に動いた結果」
だと知っているから。
・・・
脳にはこんな特徴がある。
1.習慣化されていないことは忘れやすい
2.古い情報は新しい情報にすぐに上書きされる
3.3つ以上の事柄が重なると混乱する
2回忘れ物をしたときは、
いずれもこの3つの状態が発生していた。
・普段買わない菓子折りを買った私は、菓子折りを持ち歩くことに慣れていないのだから、忘れやすくて当然。
・マクドナルドでは、仕事に集中していたし、ホテルではに預け票の記入に意識を向けていた。新しい情報に集中していたのだから忘れやすくて当然。
・肩にはカバン、左手にはいつも荷物、右手にはスマホを持っていた。3つの物を持っていれば、4つ目は忘れやすくて当然だった。
忘れないための対処法はある。
忘れやすそうなものは、いつも
視界に入る範囲内においておけば
忘れにくくなる(気づきやすくなる)。
私はそれをしなかったから、
視界から消えた瞬間、記憶からも消えた。
でもそれは、
対処能力としては低くても
記憶力の悪さとはまったく関係がない。
だから、
忘れ物をしたからと言って、
記憶力が悪いと自分を疑う必要もないし
「オレは記憶術の講師なのに・・・」
と、関係ない事柄を無理やり結び付けて、
恥ずかしく思う必要もない。
忘れたという事実について、
対処するかしないか、
自分で決めれすればいいだけのこと。
・・・
人間は面白い。
何か失敗したときに
その失敗を合理的に理解するために
自分を責めるような言い訳を
たくさん考えようとする。
本当はダメではないことまでもちだして、
自分はダメだといって
自分を納得させようとしたりする。
起きた現象に対して自分を正当化するために、
自己否定して見せるという方法をとる。
・・・
個人的には、
忘れ物をした事実よりも
自分を責めたがるもののとらえ方のほうが、
よっぽど問題ではないかと思っている。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「問題をでっちあげて、自己否定するのはやめよう」
忘れ物をしても、
今日も変わらず私の記憶力はいい。
私の脳が正常に動いているからこそ、
「忘れ物をすることができる」。
今日もちゃんと脳が動いてくれていることに、
安心と感謝しかない。
・・・
でもただ一つ。
今度から、特別なものはできるだけ
目に見える場所に置いておこうとは思いますが(笑)。
ただそれだけのこと。
欠点を減らそうとするよりも、
欠点と思う心を変えたがいい。
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