いつもありがとうございます。
きのう娘の習い事に、一週間間違えて
連れて行ってしまいまました(汗)(隔週)。
ふだん子どもの間違いを、厳しく叱り過ぎていると、
自分が間違いをしたときに、
言い訳出来ないことを痛感し反省した、岩松正史です。
しばらくずっと悩でいたことがあった。
小6の娘のスマホの利用時間が
日に日に長くなっていく。
LINEに返信とかは
あまり興味ないようだけれど、
動画を見るのが好き。
どうしたものか???
リビングの床をを片づけないこととあわせて
私の、娘に対する二大不満。
ときどき、激怒してみせたりしながら、
家のいたるところに、
「スマホ利用は夜8時まで」
「帰宅したらまず、床の片づけ」
など貼り紙をしたりしていた。
でも、短期的には効果があっても、
結局、いつかうやむやになってしまう。
あまりに改善しないし、
監視も続けられないので、
去年の秋に、夜8時になったら
「スマホを没収する」
というルールを作った。
さすがに
これで、夜中までの
スマホ利用はなくなった。
ところが、
別の問題が起きた。
娘は、朝起きるのは得意な方。
わざわざ起こしに行かなくても、
必要な時間に自力で起きている。
でもそれは、
「スマホを目覚まし時計に使っていた」
からだった。
バイブの振動で目覚めやすいらしい。
夜、スマホを取り上げるようにしてから、
目覚まし時計はスマホから
普通の目覚ましに変えさせた。
そのとたん、
朝、起きられなくなってしまった。
しばらく目覚ましの種類を変えたり、
数を増やしたり
試行錯誤してみたけれど効果がない。
かといって、
夜、自室にスマホを持ち込むことを許せば
当然、親の目を盗んで、
スマホを夜な夜な使うのは目に見えている。
渡すわけにはいかない。
「スマホは使わせたくないけれど、朝は自力で起きて欲しい」。
ネットは使えないけれど、
目覚ましは使える方法を探し始めた。
「スマホに、時間になるとネットにつながらなくなる機能がないか?」
ない。
手動で毎日設定しないといけない。
「バイブ付きの目覚まし時計」
をネットで探したら、
あるにはあるけれど、
こちらも毎日手動でタイマーを
ONにしないといけない。
これも使えない。
「通信会社のサービスで、時間帯の通信制限をする機能はないか?」
私の使っているサービス会社にはない。
・・・
あきらめかけたその時、
最後にもう一つだけ、
アイディアが浮かんだ。
「インターネットに接続している機械(wifiルーター)はどうだろう?」
そこで、
特定のスマホ端末の通信を、
時間制限できる機能がついた
ルーターがないか探してみた。
すると、あった!
・・・というか、買わずとも、
いま家で使っているルーターに
その機能がついていたのでした。
早速、設定。
灯台下暗し。
答えは外に探しに行かなくても、
目の前にあったのでした。
以来、
注意書きの張り紙もはずし
スマホの過剰利用問題は、
あっけなく解決したのでした。
・・・
「何度言っても、子どもがいうこときかないんです」
しつけに困っている話はよく耳にします。
うちもその口です。
でも、
何度言っても聞かないことを、
何度も言っても仕方ないのではないでしょうか。
そもそも、最初の目的は
「言うことをきかせること」
ではなかったはず。
今回の私の場合なら、
「スマホを長時間使わない状況を作る」
ことが目的。
何度言っても言うことをきかないなら、
それは何度も言うという行為そのものが
間違っているのでしょう。
そこに、無駄なエネルギーを使うのはやめて
「自然と受け入れざるを得ない環境を作る」
ことにエネルギーを使いませんか?
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「目的を見失わない」
スマホ問題はこれで、
いまのところ解決しましたが、
リビングの床に物を散らかす
問題が残っていました。
そこで、同じ発想で、
床に物が散らかっていたら
「片づけろ!」
と怒るのをやめて、
淡々と45リットルのゴミ袋に、
全部捨てることにしました。
実際には、すぐにゴミに
出したりはしませんけれど
ゴミ袋に詰め込んで、
部屋の片隅に積んでおきます。
そして娘には、
「来週のゴミの日に捨てるから」
と宣言しておきます。
すると、必要なものだけ
ゴミ袋から取り出して、
片づけるようになりました。
(脅しではなく、本当に私が捨てる人間だと娘はわかっているので)
床に散らかっていた物の中には、
いらない物もあるようで
それはすぐ捨てられるので、
不要なものが増えないのにも役立っています。
・・・
それでも、娘が床に物を完全に
散らかさなくなったわけではありません。
でも、対抗手段を持っているという
安心感があるので、
散らかっているのを見ても
「あとで捨てればいいや」
と思えるようになり、
イライラすることも減りました。
散らかっていれば、遠慮なく捨てる。
その姿勢は変わりませんけれども、
娘との関係は、傷つけあうことが減った分
前よりよくなった気がします。
・・・
人を変えようと思ったら、責めるのではなく
そうしたくなる(せざるを得ない)
環境を作るための努力に
エネルギーを使ったほうがよさそうです。
いかがでしょうか?
これをお読みいただいているあなたは、
エネルギーの使いどころを
間違えていませんか???
「何回も同じ注意をしている」
自分に気がついたら、
やり方を変えてみてはいかがでしょうか?
<お知らせ>
アドバイスというのは
どんなに善意でも結局相手を
変えようとする行為。
でも人は、変えようとして来る人を
拒絶したくなるもの。
行為は否定されても、
自分という存在は
否定されていないと分かると
自分に必要な行為を、
自然と始めたりします。
「責める」「怒る」は人格の否定。
行為は認められなくても、
存在を認める。
それがまさに傾聴が実現する
共感的な理解です。
共感的な理解について学ぶ
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