カウンセリングマインドを持つために、大切なこと

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いつもありがとうございます。
どこにいてもやることは同じ、岩松正史です。

支援活動をする人に結構多いのケースが
自分自身が困難乗り越えた経験をもとに似た経験を支援するという形式です。

親子、夫婦、依存症など・・・。

このようなピアカウンセリング的な支援は必要です。

でも、似た経験をしているがゆえの支援問題もあります。

1.同じ経験があることで自分の経験との違いが判らなくなり押し付け決めつけをしてしまう
2.二度と同じケースなどない

自分の体験したものは「サンプル1」にすぎません。

問題をのりこえた経験があるだけでは人の支援はできないのです。

さらにもう一つ言うと「問題を見つけて解決する」という
考え方そのものに限界があります。

・・・

カウンセリングの機能に以下の2つがあるといわれています。

(機能1)解決する機能
(機能2)抱える機能

解決する機能とは文字通り、問題点を見つけて
なくしていこうとするための支援です。

しかし現実にはいまは解決できない問題や
あるいは永遠に解決はできないことで一生抱えていかざるをえない問題もあります。

すべての問題を解決することはできないという前提のもと
悩みを失くすのではなくて問題を抱えながらも
元気に暮らせるよう支援していくという発想が必要です。

私自身は個人的にこの「抱える機能」がものすごく大事だと思っています。

なぜなら

生きてれば問題なくなるなんてことほぼないからです。

私たち人間は、多かれ少なかれ問題をいつも
抱えながら生きている人のほうが多いのではなないでしょうか。

では、どんな人が「抱えながら生きる」支援しやすいのでしょうか?

抱えながら生きる支援をしやすいカウンセラーとは、
カウンセラー自身がなくならない問題があることを認め
常に問題を抱えながらそれと付きあって生きている、そんな人です。

カウンセラー自身が自分を練習台(かのよう)にして生きる。

問題の中身や性質はそれぞれ違っても、
「抱えながら生きている」ことが同じ実践者であれば
ツラさにも寄り添いやすいでしょう。

そして無理やり解決っぽい方向に導こうとするような、
的外れな支援もしなくなります。

適切な支援ができるカウンセラーが持っている
カウンセリングマインドとは個人的には
7:3くらいの比率で「抱える機能」にウェイトをおいて
人にかかわることができる家訓セラーだと思っています。

それくらい世の中にはムリクリ解決や成長を目指す
表面的で的外れな支援(?)が多いというのが実感です。

もしあなたが誰かを支援する立場の人であれば
問題を抱えながら生きる支援者を目指してみてください。

きっといままでより現実的で深く人と関われるようになります。

よかったらやってみてください。

■ 傾聴

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<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社


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